完全セルフ葬儀は可能なのか【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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完全セルフ葬儀は可能なのか

2024.8.6

完全セルフ葬儀はできなくはありません。なんとも歯切れが悪いのは、オススメできないからです。ものすごい労力がかかりますし、揃えるものが専門的すぎてうまくいくのやら……節約になるかと言ったらそうとも言い切れません。どこが問題点なのか、詳しくご説明します。

この記事はこんな人におすすめ

完全セルフ葬儀に興味がある

なるべく費用を抑えたい

自分たちで出来ることはやりたい

完全セルフ葬儀の問題点をご説明します

葬儀社に支払う金額は大きく、節約するならココだ!と思われる方もいると思います。
また完全に自分たちで行うことで、思い出に残る葬儀が行えます。
でも、本当に、かなり、それはもう、大変です😅

葬儀の知識も必要ですが、物品を揃えるだけでも苦労すると思います。
ドライアイスを1日10kgも買出しにいけますか?霊柩車をレンタルしたらいくらかかるのでしょう?

僕が大変だという理由を詳しくご説明します。

まず揃えなくてはいけないもの

できるかできないかはさておき、まずは葬儀に必要な最低限のものを揃えましょう。
ご遺体の腐敗は止められないので、早急に行わなくてはなりません。

・寝台車

ご逝去された場所から安置場所まで移動するための車が必要です。
ハイエースやアルファードのような大型車なら運べないことはありません。

・ストレッチャー

こちらもご遺体を移動する際に必要不可欠なものです。
死後硬直は死後2時間で始まるため、生前のようにおんぶするわけにはいきません。
死後硬直は次第に解けますが、完全に解けるには30時間くらいかかります。

・防水シート

人間の身体はほとんどが水分でできています。
死後はその水分が体外に出てきてしまうため、移動の際に車が汚れないよう保護する必要があります。

・霊柩車

こちらも移動に使用します。
寝台車との違いは、棺が収まるか否か。
棺に納めた後に移動するなら、ハイエースでは難しいので棺専用の霊柩車になります。

・ドライアイス

遺体の腐敗を遅らせるため、初日は20kg、以降毎日10kgのドライアイスが必要です。
エアコンなどの空調と併せてご使用くださいね。

・白い寝具(自宅安置の場合)

布団は生前のベッドでもかまいませんが、シーツは白いものです。
新品もしくは清潔なものを用意してください。

・枕飾りなどの安置に必要な小物(自宅安置の場合)

茶碗、コップ、守り刀、白いシーツ(枕飾り用)、数珠など。
使い方や詳しい説明はこちらをご覧ください。

・遺影写真

カラーで出力し、額に入れた状態にします。
自身で加工が難しければ、写真店に行けば加工してもらうことも可能です。

・葬儀会場

自宅葬だと費用が抑えられます。
ちなみに横浜市の公営斎場は予約がかなりの激戦です。

・火葬場

民営の火葬場か公営の火葬場かで金額にかなりの違いがあります。
横浜市の安い公営斎場は、こちらもかなりの激戦。予約がいつ取れる分かりません。

・仏具

仏教式の場合は、線香、ローソク、香炉、花立、燭台、経机、仏衣など。
自宅に仏壇があれば比較的揃っているものかと思います。
今後も使用できるのでレンタルより購入が良いでしょう。

・花

無くても葬儀は行えますが、故人様のお顔や棺周りを飾るお花があると良いですね。

・棺

なんとAmazonでも購入できます。先ほど調べたところ、ペット用以外はprimeで翌日配送という商品はありませんでした。注文は生前に。置き場に困りそうです😰

・骨壺

こちらもネットで購入できます。

葬儀の流れと問題点をピックアップ

では次に、葬儀の流れと問題点をご紹介します。

①故人様を安置場所へ移動する
ご逝去された身体は重たく運ぶのも一苦労です。
ストレッチャーがあったとしても、車に乗せるのは数人がかり。
防水シートを敷き詰めた車内で移動中もドライアイスで冷やし続けてください。

②安置
安置場所(ご自宅)へ到着したら、空調の利いた部屋に寝かせあげてください。
ここでも大量のドライアイスで身体を冷やします。火葬の日まで毎日10kgのドライアイスを購入し、補充します。
ドライアイスを当ててはいけない場所があるので、ネット検索。
大量のドライアイスを使用する場合、二酸化炭素中毒に注意してください。死亡事故の例があります。
まだ一息つけません。安置期間中に死亡届や火葬許可証など役所手続きも進めてください。

③納棺
安置場所は棺を水平にしたまま出し入れできる場所でしょうか?
難しいようなら葬儀会場で納棺となります。
また防水シートで移動……。
自宅葬なら棺が出入りできるかの確認が必須です。納棺してから出られないではシャレになりません😅

④会場のセッティング
自宅葬なら家財道具を覆うように目隠しをしたり、玄関周りを片付けたり来客用の靴箱を用意したり……。
冬場や天候によっては傘立てやコート掛けなども必要です。臨機応変に。
祭壇には花や遺影写真を飾りましょう。仏具も忘れずに。

⑤通夜
スタッフはいないため、司会進行や受付もすべて自分たちで行います。
通夜振る舞いを行うのなら、配膳などにも気を配らなくてはなりません。
親族総出で対応に当たります。

⑥告別式、火葬
火葬は自宅ではできないので、また移動です……。次は棺なので、霊柩車になります。
ご遺体は、棺に入っていないと火葬を行ってくれません。
さらに火葬炉にご遺体を入れるまで、職員は一切手伝ってくれません。

収骨を終えればこれにて終了です。

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント

葬儀社なら安心してお過ごしいただけます

セルフ葬儀は物品がうまく揃えられれば葬儀社に依頼するよりも安くなる可能性があります。
でも、しつこく書いた通り大変ですよ😅プロに依頼するメリット、おわかりいただけたかと思います。
横浜葬儀社では、最も困るであろうご遺体の搬送料が3回まで市内無料です。距離や時間での追加料金もありません。
ドライアイスと安置場所も無料でご提供させていただいております。
おまけに役所手続きの代行や遺影写真、仏具も基本プランに込み込み。
安心してゆっくりとお過ごしいただけます。
関 友宜せき・とものり

早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。

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