喪主と施主【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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喪主と施主

2023.8.4

喪主は遺族の代表です。故人様に代わって弔問を受ける非常に重要な役割を担います。通常、故人様と最も親しい方が喪主になります。夫婦のどちらかが亡くなった場合は、配偶者が喪主になるのが一般的です。もし配偶者がいない場合は、子や親、兄弟姉妹などが主催することがあります。未成年の場合は、親族の一人が後見人として務めることができますし、遺族や親族がいない場合は、友人・知人が喪主として主催することも可能です。

この記事はこんな人におすすめ

喪主と施主の意味を知りたい方

喪主と施主の役割の違いを知りたい方

〜喪主の役割〜

喪主には、遺族代表として葬儀を取り仕切る責任があります。葬儀社との打ち合わせを行い、葬儀の進行や式場の装飾などの細かい部分を決定します。さらに、参列者に挨拶をし、葬儀のスケジュールを調整する役割もあります。また、僧侶との打ち合わせを行い、戒名や式の内容を決定することも大切な任務の一つです。
このように喪主の役割は、故人様に最高の敬意を払い、故人様の最後の旅路を適切に送り出すことを目的としています。喪主は、故人様やご家族の方々にとって、非常に重要な存在となります。

〜参列者への挨拶〜

遺族の代表者である喪主には、参列者への挨拶が重要な役割の一つとして課せられます。お通夜や葬儀に参列してくださった方々に、喪主は感謝の気持ちを込めた挨拶を行う必要があります。挨拶の場面は、お通夜後や葬儀後の出棺時、または精進落としのタイミングであります。ただし、挨拶は長くなりすぎないよう、3分程度に短くまとめることが望ましいです。

〜挨拶の例〜

1.参列へのお礼
ご参列いただき、誠にありがとうございます。お忙しい中、お時間を割いていただき、心より感謝しております。

2.故人との関係
故人である〇〇さんの長男の〇〇と申します。

3.生前のお礼
故人〇〇さんは生前、皆さまからのご厚情に心から感謝しておりました。この場を借りて、改めてご挨拶申し上げます。

4.故人について
故人〇〇さんは、皆様に愛され、尊敬される方でした。特に〇〇なエピソードがありました。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。

5.この後の予定
ささやかですが、酒宴の席を設けさせていただいております。お時間のございます方は、ぜひご参加くださいませ。

6.結びのお礼
今日は、心よりありがとうございました。皆さまのおかげで、故人〇〇さんを偲ぶ素晴らしい式を執り行うことができました。改めて、感謝申し上げます。

〜菩提寺がある場合〜

喪主は僧侶と打ち合わせを行います。葬儀の日程の相談をし、参列を依頼します。通夜をやるのか、どのような形式で葬儀を行うのかを僧侶に伺います、そして読経をしていただくようお願いします。僧侶は式の開始よりも早く到着するので、喪主は僧侶を出迎え、挨拶することも重要な役割りの一つとなります。

〜喪主と施主の違い〜

喪主と施主は、お葬式を主導する中心的な役割を担いますが、その役割には違いがあります。喪主は遺族の代表者であり、葬儀の準備や執り行い、参列者や僧侶へのご挨拶など、全体をまとめる責任を持ちます。一方、施主は、葬儀に必要な費用を負担する人物を指します。葬儀の執り行いについては喪主と同様に関与しますが、主に財政面での支援を行います。
喪主は葬儀を執り行う代表者であるため、葬儀費用も喪主が負担することが一般的です。このため、喪主と施主が同一人物であると誤解されることもあります。
しかし、高齢化が進む現代社会では、年配の両親が喪主となり、子供が葬儀費用を負担する場合もあります。この場合、親または故人の配偶者が喪主となり、子供が施主となることがあります。

〜喪主と施主の決め方〜

喪主や施主は誰が務めるかについては、明確な決まりはありません。近年では、喪主と施主が同じ人物になることが一般的となっています。この場合、故人の血縁者がその役割を担うことが多いです。たとえば、故人の家族や親族が集まり、話し合いを行い、誰が喪主と施主を担当するかを決定することが多いでしょう。

•喪主の決め方
故人に関係の深い人が喪主になることが多く、一般的には以下の順になります。

1.故人の配偶者
2.故人の子。複数いる場合は、年長者からなる場合が多いです。
3.親(故人が若い場合)
4.兄弟姉妹
以前は、男性が喪主になることが多かったですが、現在では女性でも関係が深い方が喪主になることが増えています。兄弟姉妹の中でも、年長者が喪主を務めることが多いですが、必ずしもそうであるわけではありません。

•施主の決め方
施主の選定には特別な規則は存在しません。葬儀の費用に関しては負担が必要ですが、現在では、喪主が兼任することが一般的です。

かつては、家を継ぐ長男が未成年の場合、長男が喪主として式を執り行い、故人の配偶者である妻が施主を務めることが一般的でした。しかしながら、現代では、配偶者が喪主として施主と兼任することが一般的となっています。
しかし、高齢化社会が進む中で、故人やその配偶者が高齢である場合、その子供が面倒を見ている状況では、葬儀費用を負担するだけでなく、実務的な面でも施主が喪主をサポートする必要があることがあります。

〜喪主は何名いてもいいのか〜

•葬儀において喪主は2人以上で務めても問題ありません。喪主の役割は配偶者や子供、または姉妹など、様々な人が務めることができます。
•喪主が1人で務めることが困難な場合、例えば身体的な理由や精神的な状態の問題がある場合は、複数人で務めることが望ましいです。また、参列者に対する立場で喪主の候補が複数名いる場合や、規模の大きな葬儀では、複数の喪主がいた方が安心です。
•葬祭費用に関しても、施主ではなく複数の人が共同出資する場合もあります。喪主には費用の面でも負担がかかるため、複数の人で費用を分担することも一般的です。

〜喪主は香典をだすの〜

喪主の方は香典をお出しになる必要はございません。通常、香典は通夜や葬儀に参列された方々が贈るものとされています。近年では、喪主の方が葬儀費用の支払いをされることが増え、喪主は葬儀を円滑に進める責任のみならず、葬儀費用の負担も担うことがございます。

喪主と施主の2人が存在する場合は異なります。喪主が葬儀費用を負担しない場合には、香典は施主にお贈りいただくことが一般的です。

※ 家族や主要な親族の方々が包む香典の金額相場は、5万円から10万円程度とされています。そのため、喪主の方も同様の金額以上を包むことが一般的な目安となります。しかしながら、この金額も地域性や親族間の慣習によって異なることがあります。施主に相談を行ってから金額を決めることが適切な方法となるでしょう。

〜家族や親族だけの葬儀でも喪主は必要か〜

家族葬や火葬式であっても、喪主が必要となります。喪主は、葬儀における責任者であり、葬儀の進行を取り仕切る役割を担います。
したがって、家族葬でも火葬式でも葬儀の準備を率先して行い、葬儀を適切に進めるためには、喪主が必要不可欠です。
また、家族以外の親族を含めた数十人で行う場合は、喪主が挨拶を行うことが望ましい場合もあります。

〜喪主の服装〜

男性の場合は、和装やモーニングスーツが一般的であり、女性の場合は和装やブラックフォーマルが適切です。正式な葬儀や告別式においては、主催者である喪主や親族が正喪服を着用します。ただし、近年は和装やモーニングスーツを所持する人が少なくなっていることや、葬儀の簡素化が進んでいることから、正喪服を着用する人は減っています。現在では、招待者である喪主や親族も準喪服を着用することが一般的になっています。

〜まとめ〜

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント

施主と喪主の役割が違います

喪主と施主は、お葬式の主要な役割を担う存在であり、その点においては変わりありません。

しかし、それぞれの役割には違いがあります。喪主は遺族の代表として、葬儀を統括し、参列者や僧侶に対するご挨拶などを行います。

一方、施主は葬儀の統括は同じですが、葬儀費用を負担する方を指します。
施主は、必ずしも故人の親族や遺族である必要はありません。
喪主と施主は、お葬式において協力し合って、故人を偲び、故人のために最善の葬送を行うことが求められます。
関 友宜せき・とものり

早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。

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