自宅葬に参列する際のマナーや礼儀作法【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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自宅葬に参列する際のマナーや礼儀作法

「自宅葬」という言葉は、その名前が示す通り、自宅を葬儀の会場として利用する形式を指します。かつてはこの形式が一般的であり、広く見られることでした。
昔の一軒家には、広い仏間が存在することがよくありました。これも、自宅葬や法事の際に使用されていたことの名残だと考えられています。
しかしながら、現在では自宅葬を選ぶ人々の割合は、葬儀の総数に対して約5パーセント程度となっています。決して多い割合ではないことが分かります。
最後は自宅から送り出してあげたいと思う遺族の方々もいらっしゃいます。自宅葬に参列する際のマナーについて解説します。

この記事はこんな人におすすめ

葬儀に招かれていない方

自宅葬に参列される方

〜自宅葬に参列していいの?〜

自宅葬は、遺族が葬儀を控えめに行いたいという意向によって行われることが一般的です。そのため、遺族からの明確な案内がなければ、参列や弔問は控えるべきです。ただし、電話や直接会った時に訃報を聞いた場合は、参列して問題ありません。
参列を迷うことがあるのは、訃報が手紙で届いた場合です。この場合、文章の内容によって参列すべきか判断できます。もし訃報の知らせと共に葬儀の日時が記載されていれば、遺族から「参列してください」と案内されていることになります。
自宅葬では、遺族がプライバシーを尊重し、身内や近しい友人だけが参列することが一般的です。それに対して、訃報の知らせが手紙で届いた場合、葬儀の日時が記載されているかを確認し、遺族からの案内に従って参列の判断をすることが大切です。故人と遺族に対する思いやりを持ちながら、適切な行動をとりましょう。

〜参列する際のマナー〜

【家族葬かの確認】
訃報を聞いた際、家族葬か一般の会葬も可能なのかを遺族に確認しましょう。自宅葬の場合、家族葬が多いことがありますので、参列しても良いのか確認することが重要です。遺族の心情を理解し、適切な行動を心掛けましょう。家族葬では親族や親しい友人だけが参列することが一般的であり、一般のお客様として会葬することは控えるべきです。そのため、確認を怠らないようにしましょう。

【車で伺う場合は駐車場スペースの確認】
自宅葬のお参りに訪れる際、駐車場に注意することが重要です。事前にご家族に確認し、適切な場所に車を駐車しましょう。特に数人で訪れる場合は、1台の車に乗り合わせるか、公共交通機関を利用することを検討すると良いでしょう。公共交通機関を利用することで、駐車場の心配をせずに参列できる場合もあります。近隣の公共交通機関の利用可能性を調べ、便利な方法を選択しましょう。

【会場に椅子がない場合】
正座が辛い方は無理に正座をする必要はありません。また、正座をしなければならない決まりもありません。ただし、中には快く思わない方もいるかもしれません。その場合は、ご家族に足を崩す旨を伝えると丁寧な対応になります。

〜参列する際の服装〜

「自宅葬」においても、通常の葬儀と同じように、参列者は喪服を着用していただきます。喪服には、正喪服、準喪服、略喪服という3つのフォーマルなスタイルがありますが、自宅葬の場合はあまり堅苦しくする必要はありません。そのため、略喪服での参列で大丈夫です。
略喪服は、男性の場合は黒や紺、グレーなどのダークなスーツ、女性の場合は黒や紺のワンピースやアンサンブルを指します。

〜香典・供花に関するマナー〜

自宅葬では、香典や供花を受け取るか辞退するかは遺族の意向によります。遺族からの案内がなければ、一般的には香典や供花を控えることが適切です。特に自宅葬では香典辞退が一般的なため、訃報の知らせを確認する際にその旨を確認しましょう。
遺族が香典を受け取る場合、故人との関係性や年齢に応じて適切な金額を包むことが一般的です。ただし、香典辞退の連絡があった場合は、それに従って香典や供花を送らないようにしましょう。無用な香典や供花を送ることは、遺族の負担を増大させる可能性があります。遺族の意向を尊重し、適切なマナーを守ることが大切です。

遺族側は参列者に対して、香典を受け取るか辞退するかを明確に伝える必要があります。葬儀前の訃報の伝え方を工夫し、参列者を限定することで、葬儀後の混乱を避けることができます。特に故人が勤めていた会社など、必要な関係先には近親者のみに伝えるか、香典の辞退について明記することが良いマナーとなります。遺族と参列者がお互いに気持ち良くお別れをするためにも、遺族の意向を尊重し、適切な配慮をすることが大切です。

〜自宅葬の香典の相場は?〜

香典をお断りされていない限り、香典をご持参いただくことが良いかと思います。ただし、関係性によって違いが出ることもありますが一般的な金額は以下の通りです。

自分の親:5万円~10万円
自分の兄弟姉妹:1万円以上~2万円未満
自分の祖父母:5千円以上~1万円未満
配偶者の親:5万円~10万円
配偶者の兄弟姉妹:5千円以上~1万円未満
配偶者の祖父母:5千円以上~1万円未満
その他の親戚:5千円以上~1万円未満

【供花を送る場合】
スタンド式の高さのある供花が一般的ですが、自宅葬ではスペースを考慮して、枕花や低めの背の供花が好まれることもあります。供花の注文をする際は、花屋さんに相談すると良いでしょう。彼らが適切なスタイルやサイズをアドバイスしてくれます。

【自宅葬に参列する際の持ち物】
持ち物に関しては、自宅葬と一般葬で大きな違いはありません。ただし、葬儀の形式によって一部のアイテムが異なることがあります。
仏式の葬儀では、数珠を持参しますが、神式やキリスト教の葬儀では必要ありません。また、数珠の種類は宗派によって異なりますが、大抵は気にされません。
ハンカチに関しては、白か黒のものを選ぶのが一般的です。レース素材や端に刺繍があるものも選べますが、目立つ柄は避ける方が良いでしょう。
香典については、「香典辞退」という意向を示す遺族も多いです。しかし、明確に辞退の意向が示されていない限り、持参していくことをおすすめします。
遺族の意向を尊重する姿勢を持ちながら、心遣いを大切にしてください。
また、自宅葬の際には、主に親族や遺族として出席することが多いです。そのため、お手伝いを頼まれる可能性が高いかもしれません。そうした場合、黒いエプロンなどを持参することで、協力の意志を示すことができます。

〜参列する機会が少ない自宅葬〜

自宅葬が減少した理由は、複数の要因が考えられます。その中には、参列する機会が限られるために自宅葬のマナーを理解していない人が増えていることも含まれます。さらに、病院で亡くなるケースが増えたことや、集合住宅での生活が増えたこと、そして地域社会とのつながりが薄れていることなども、自宅葬の減少に影響を与えている要因です。

まとめ

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント

「ご遺族の意向」と「故人の遺志」を
大切にすることが重要です

1.自宅葬においては、基本的に招かれていない場合は参列しない方が適切です。しかし、日時や場所の案内が届いたり、電話で打診がある場合には、できるだけ参加するよう心掛けましょう。

2.一般葬の際には供物や供花の手配が必要なことがありますが、自宅葬の場合はスペースが限られているため、控えめな方が良いでしょう。出したい場合は、必ず事前に確認してから行動しましょう。

3.自宅葬に参列する際の服装は、通常の葬儀のときと同じスタイルで問題ありません。ただし、ご遺族から「平服でお越しください」と指示がある場合は、控えめな色調のスーツなど、一般的な「略喪装」と呼ばれる服装を選ぶと適切です。

4.香典なども、ご遺族の意向に従いましょう。自宅葬の際には、供物や供花だけでなく、香典も辞退されることが多いです。この場合、無理に押し付けずに、ご遺族の意向を尊重しましょう。

5.自宅葬は、一般葬以上に「ご遺族の意向」と「故人の遺志」を尊重する姿勢が求められます。遺族と故人の願いを大切にすることが重要です。
関 友宜せき・とものり

早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。

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