自宅葬の費用相場はいくら?【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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自宅葬の費用相場はいくら?

2023.8.13

自宅葬とは、その名の通り、ご自宅で行われるお葬式のことを指します。この方法は1980年代までは一般的でしたが、急速な都市化や核家族化により住居の面積が小さくなり、自宅でお葬式を行うことが減りました。

昔の様子を描いた映画やドラマなどでは、お家の外に白黒の花輪が飾られた様子を見ることができます。現代でも、伝統のある大きなお家などでは自宅を利用したお葬式が行われることがあります。ただし、一般的な住宅では人数や設備の面で課題があり、そのためセレモニーホールや会館での葬儀が一般化しています。

それでも、自宅葬には家族や親しい人たちが集まり、温かくアットホームな雰囲気でお別れをすることができる利点があります。葬儀の形式は個々の状況に合わせて選ぶことが大切です。

この記事はこんな人におすすめ

自宅葬を検討している方

自宅葬を行った場合、費用感や相場を知りたい方

〜自宅葬のやり方〜

自宅葬を行う方法には、2つの選択肢があります。まず1つ目は、備品や食事などの全ての手配をご自身で行う方法です。これは、家族や親しい友人が協力して準備を進めることが一般的です。式場や葬儀社を利用せずに、自宅で故人を偲ぶセレモニーを行います。

次に2つ目は、葬儀社に備品の手配、食事の準備、設営などを全て依頼し、会場のみを自宅で行う方法です。葬儀社のプロフェッショナルが全てを手配し、家族は故人を偲ぶ場を提供する役割を担います。

1つ目の方法では、ご家族が葬儀の全てを計画し、自分たちなりの形でお別れをすることができます。2つ目の方法では、プロのサポートを受けながら自宅でアットホームな雰囲気を作り出すことができます。

【自分達で行う】

自宅葬を自分で準備する場合は、参列者への案内や宗教者の手配だけでなく、葬儀に使用する用具を集め、祭壇の設置、ドライアイスや消耗品の交換、納棺など、多くの手配が必要になります。
このように、全ての準備を自分で行う場合は、想像以上に多くの作業が発生し、事前の準備を怠ると葬儀当日に大きなトラブルに発展する可能性があります。また、費用を節約しようと無理に自分で行おうとすると、逆に費用が増えてしまう可能性もあります。
自分に葬儀の経験やノウハウがない場合は、無理をせずに葬儀業者に手配をお願いすることが望ましいです。一方で、ご家庭に葬儀に関するノウハウがある場合は、効率的に、かつご家族の希望に沿ったお葬式を行うことができるでしょう。自宅葬はアットホームな雰囲気が特長ですが、しっかりとした計画と準備が必要なことを忘れずに。

【葬儀社に依頼する】

葬儀社に依頼して自宅で葬儀を行う方法では、葬儀社が専門知識を持っており、打ち合わせを行うことで、しっかりとした葬儀の準備ができるようサポートしてくれます。
打ち合わせでは、ご家族ができる準備やお願いしたいことを明確にし、葬儀の進行をスムーズにするための具体的なプランを立てます。自宅で行うからこそ、家族が参加できる。準備に力を入れたり、大切な故人の思い出を共有したりできるアットホームな雰囲気を重視することができます。
基本的な手順は、一般的な葬祭会館で行われる葬儀とほぼ同じであり、違いは会場が自宅になる点だけです。

〜自宅葬の費用相場は?〜

自宅葬を検討する際、かかる費用については多くの方が注目します。以下では自宅葬の費用について説明いたします。

【自分で手配する】

自宅葬を葬儀社に依頼せず、ご自身で行う場合の費用相場は10万円前後と言われています。ただし、この金額は宗教儀礼を伴わずに自宅でお別れをし、火葬のみを行う場合の最低価格であり、火葬費用は含まれていません。
この方法では費用をかなり抑えることができますが、すべてを自分たちで行う必要があるため、実現するのは難易度が高いです。準備や手配、実際の執り行いなど、多くの作業が必要になります。

自宅葬の内訳として、棺が約3万円、骨壺が3,000円~5,000円、ドライアイスが1日あたり約5,000円、自宅から火葬場までの霊柩車が約2万円(走行距離10km以内)などがあります。
さらに、利用する火葬場によって火葬費用が必要で、その金額は無料から8万円前後まで様々です。

棺や骨壺の購入方法には、自宅近隣の葬儀社に単品で依頼する方法や、インターネットを利用する方法があります。ただし、葬儀社は一般的に棺や骨壺の単品販売を行っていないため、全ての葬儀社で対応できるとは限りません。オンライン販売も可能ですが、配送に時間がかかる場合がありますので、事前に準備する際は注意が必要です。
また、取り寄せた棺や骨壺を保管するスペースも考慮する必要があります。自宅葬においては費用面や準備についてよく検討し、家族の希望に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。

【葬儀社に依頼する場合】

宗教儀礼を伴う葬儀でも、自宅葬など小規模な場合は、費用相場としては約40万円弱から100万円前後で行うことができると言われています。ただし、寺院など宗教者へのお布施や御礼は別途必要となります。

一般参列者を招待する場合は、人数によって返礼品や飲食接待費などの費用が変動します。返礼品は会葬御礼品が約1000円前後、飲食接待費は参列者一人当たりにつき約2000円~5000円が目安とされています。

また、祭壇や棺、葬祭備品など葬儀費用の基本的な部分は、葬儀社によって「葬儀基本料金」「〇〇セット」「〇〇プラン」「〇〇祭壇一式」などの表現で提供されています。それぞれの表現に含まれる内容も異なる場合が多いので、何が含まれているのかをしっかり確認することが重要です。

例えば、ドライアイス1日分を含んでいる葬儀社もあれば、別料金となっている葬儀社もあります。特に火葬費用は利用する火葬場によって金額が異なるため、別途料金となることも多いので、注意が必要です。葬儀の際は、費用についてよく理解し、予算に合わせて適切なプランを選ぶことが大切です。

〜自分で自宅葬を手配する際に必要な作業とは〜

自分で自宅葬を手配する際に必要な作業は以下のような点が挙げられます。
特に故人を納めた棺を運ぶ際など、複数の人手が必要な作業もあります。

1.棺が自宅から搬入出来るかの確認
2.遺体の搬送:病院から自宅への搬送(自家用車での搬送が可能。ただし、死亡を証明する死亡診断書の携帯が必須です)
3.安置用のドライアイスと防水シーツの準備
4.遺体へのドライアイス処置:体型や死因に応じた適切な方法で行う
5.死亡届の提出
6.火葬場の予約と利用手続き
7.棺の準備
8.骨壺の準備
9.納棺
10.火葬場まで棺を運ぶ車両の手配(必要に応じて)
11.遺影写真の準備
12.宗教者を手配する場合は枕飾りなどの設置
13.祭壇など葬具の準備と設営
14.受付の設置
15.料理などの手配
16.礼状や返礼品の手配
17.お手伝いをしてくれる人への依頼
18.当日の宗教者への対応と参列者の案内など
19.葬儀終了後の祭壇撤去と後片付け

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント

最後に

自宅で葬儀を行う際には、確かに多くの準備や手配が必要ですが、心温まるアットホームな雰囲気を築くことができます。そのような自宅葬にも、専門的なサポートを提供する葬儀社が存在します。

葬儀社が自宅葬に対応している場合、専門のスタッフが参列者の案内や宗教儀式の手配、設営や後片付けなどをサポートしてくれます。

自宅葬は親しい家族や友人と共に感謝の気持ちを込めて送ることができる特別な機会となります。自分たちに合った形式を選択し、故人を偲ぶ心温まるセレモニーを実現しましょう。
関 友宜せき・とものり

早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。

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