遺影は自分で用意するべき?いつ用意する?
2023.11.10
遺影は自分で用意したほうが残される家族の負担も少なく、人柄が分かる写真を残せるためおすすめです。スタジオで撮影しても、パートナーや親しい友人に撮影してもらってもいいでしょう。自分らしい笑顔を用意しておきましょう!
遺影を準備するか迷っている
遺影の撮影に適した時期を知りたい
自分で選ぶときの注意点を知りたい
お気に入りの写真を飾ってください
遺影は遺族が選ぶのが一般的でしたが、近年では終活の1つとして生前に用意されている方も多くいらっしゃいます。正直、これは遺族にとってかなりありがたい!実はお葬式の準備でバタバタしているときに遺影にふさわしい写真を選ぶのは一苦労なんです。それにどうせなら自分の気に入っている写真を使ってもらいたいのが心情ですよね!
遺影を準備するタイミング
最後はどんな姿になるかなんて、誰にも分かりません。それならば元気なうちに用意しておくに越したことはないではありませんか!
だいたい1年以内なら直近の姿と言えると思いますが、毎年用意するのはちょっと大変。だから、撮影するなら5年おきくらいがいいのではないでしょうか。
遺影だからってネガティブに考えることはありません。長寿祝いのついでや、5年ごとに自分なりの記念日を設定して、定期的におめかしして撮影してみるのも良いでしょう。僕なら「仙人にまた一歩近づいた記念日」ですかね!
実際にパートナーとの記念日を利用して撮ってみたり、親しい友人を誘ってみても良いでしょう。気心知れた人と一緒に撮影すれば、自分らしさや自然で美しい笑顔が引き出せますよ。
遺影撮影の注意点
遺影は笑顔ならなんでもいいわけではありません。特有の注意点がいくつかあります。すでに撮影済みの写真の中から選ぶ際にも参考にしていただきたいポイントです!
・ピントは必ずあっているものを選ぶ
遺影がボヤけていては、最後のお別れが台無しです。必ずカメラ目線でピントの合ったものをご用意くださいね!
・最低でも200万画素以上で撮影する
スマホの画面できれいに見えても、画素数が少ないと印刷した時にボケてしまいます。何人かで一緒に写っているものを切り抜いたり、引き延ばしたりして利用する場合は、画質が粗くなってしまいます。スマートフォンで撮影するなら、最大サイズで撮りましょう。
・背景や服装
背景に生活感が溢れている、第三者が映り込んでいる、服装がパジャマなどは、やっぱり式典には合わないかもしれません。
もし、表情優先でそういった写真を使いたい場合は、遺影の制作会社に加工を依頼しましょう。加工するのであれば、背景や服装はあまり気にしなくても良いでしょう。ちなみに日本人に一番映える背景は、青空のような清々しいブルーだそうですよ!
・画面の中に大きく入るように
遺影に使われる大きさは一般的に幅30cmの四つ切サイズか、A4サイズです。遺影は祭壇に飾るため、後方の方からもハッキリと見えるように画面の半分以上は人物になるといいですね。写真の段階で上半身アップで撮影しておくのがおすすめです。
いずれもフォトスタジオで撮ってもらったものなら間違いはありません。プロに頼めば確かなものに仕上がりますし、自分で撮影すれば普段の人柄を無理なく出すことができるでしょう。大切なのは自分にあった方法を選んで楽しみながら撮影すること!
この記事を監修した葬儀のプロよりコメント
自分のお気に入りの写真を用意しておこう
早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。