弔事用の返礼品に使えないものってあるの?
通夜や告別式の返礼品(会葬御礼)に「四つ足生臭もの」は使えないというのは一般的ですが、実は他にも使えないものがあります。例えば慶事を連想させるもの。具体例をまじえて特に気を付けたいポイントを簡単にまとめました。
返礼品を何にしようか悩んでいる
返礼品に使えないものがあるなら知りたい
「四つ足生臭いもの」だけじゃない!?
殺生を連想させることや、四十九日までの喪中の間に精進料理を食べていたということから「四つ足生臭もの」は弔事用の返礼品にはNGとされています。
四つ足とは四足歩行する動物。牛肉や豚肉などです。生臭ものはお刺身など鮮魚のことを指します。
また、「四つ足生臭もの」以外にも返礼品に相応しくないものが多数あります。
知らないうちにマナー違反にならないよう、注意が必要です。
消耗品でも慶事に使うものはNG
●昆布
「よろこぶ」……ダジャレかよって感じですが、おめでたいイメージがあります。
●かつおぶし
慶事の引き出物や内祝いとして使われることが多いため、お祝いのイメージがあります。
●お酒
こちらもお祝いの席で振る舞われることが多いため、配慮が必要です。しかし地域によっては日本酒を返礼品にするのが良いとされている場所もあります。
●縁起物をモチーフにした菓子など
鶴、亀、松などは長寿を連想させ、ひょうたん、四葉のクローバー、招き猫は除災招福のシンボルとして親しまれています。
どれも和菓子によくあるデザインなので、気づかず使ってしまうことがありそう。
気を付けてくださいね。
他にもふくろうは日本だけでなくヨーロッパでも縁起物とされているそうです。
これもダメ!?意外なスイーツ
バームクーヘンやミルフィーユ、ミルクレープといった層を重ねて作られているスイーツも判断は、難しいところです😅
特にバームクーヘンのような焼菓子は日持ちもするため、お返しとして選ばれることが多いのですが、幸せを積み重ねるといった意味があります。
お祝い事でよく使われているため、賛否両論あり。気にするかしないかは、本当に人によります。弔辞用の返礼品としては使わない方が無難かもしれませんね。
梱包にも気を付けて
贈答用に梱包されるパッケージにも配慮が必要です。
葬儀社のオプションで返礼品を選ばれた場合には相応しい梱包で用意されるため、心配は要りません。
ご自身で用意される場合には、赤、黄色、緑といった華やかな色合いは避け、グレー、白、紫など落ち着いた寒色を選んでくださいね。
花柄を選ぶ際には、キクやユリといった弔事を連想させるものがオススメです。
この記事を監修した葬儀のプロよりコメント
考えるのが面倒くさくなっちゃった
そんな時は葬儀社を頼ってください。
横浜葬儀社では会葬御礼品に適した500円台のものから、お香典返しに適した5,000〜6,000円程度のものまで、様々な返礼品をご用意しています。どんとこい!です😊
早稲田大学大学院にて研究。大学卒業後、業界最大手企業へ入社。ライフエンディング領域における多岐にわたる業務に従事し、幅広い分野を経験。仏教葬祭アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー2級、高齢社会エキスパートの資格を取得。横浜葬儀社の事業責任者として、専門的なアドバイスとサポートを提供し、故人様とその家族様にとって安心した葬儀サービスを提供することに全力を注ぐ。