納棺と納棺師【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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納棺と納棺師

2023.7.30

納棺とは、亡くなった方があの世に旅立つために必要な準備を行う儀式です。葬儀社や専門スタッフが遺体を清め、整え、衣服を着せ、化粧を施した後、遺体を棺に納めます。この際、遺族や親族なども参加することができ、遺体に最後のお別れを言うことができます。また、副葬品と呼ばれる死後の世界で過ごすための品や思い出の品を一緒に棺に納めることができます。納棺は、亡くなった方が最後に美しく整えられ、尊厳を保ってあの世に旅立つことを願い、家族や関係者にとって非常に重要な儀式です。

ご遺体が一度納棺されると、火葬が終わるまで再び棺から出されることはありません。家族だけでこの作業を行いたいという方もいらっしゃいますが、ご遺体の扱いには専門的な知識と技術が必要です。そのため、多くの場合は、葬儀社のスタッフや納棺師の助言を受けながら行われます。納棺の手順や方法には、様々な規則や習慣があり、専門の知識や経験が不可欠です。家族や親族の希望によっては、葬儀社のスタッフや納棺師が指導やサポートを提供し、故人を最後の旅路に送るお手伝いをすることがあります。

〜納棺師〜
死者を適切に扱う専門職の一つで、死体を洗い、清め、整え、適切な棺に収めるなどの業務を担当する人のことを指します。主に葬儀業者の一員として働き、遺族や故人に敬意を払い、遺体を適切に処理するために、熟練した技術や専門知識が必要です。
また、生前の故人が喜ばれるようなメイクなどを施し、故人のお体にドライアイスをあてるなどご遺体の保存処置も行います。

※通常の葬儀では納棺師の肩書を持つ人が納棺の儀を担当することは少なく、葬儀社のスタッフが納棺の儀の対応を行うことが多いです。
セットプランに入っていたりオプションや別料金で納棺師を手配する葬儀社もあります。

[納棺の儀]
納棺の儀とは、故人を最期の旅路に送るために行われる儀式の一つです。この儀式では、故人を清潔にし、着物や衣服の着替え、そしてラストメイク(死化粧)と呼ばれるメイクを行い、故人の容姿を整えます。これによって、故人が最期に見せる姿が、ご家族や友人の心に残るものとなります。
熟練の納棺師が指示するもとで、ご希望があればご家族様が一緒に故人の旅支度をすることもあります。この儀式では、故人が天国に旅立つために必要な準備を整え、最高の状態で送り出すことが目的です。ご家族様のお手伝いによって、大切な方を天国に送り出すために、納棺師と共に準備を整えていきます。

納棺の儀は、故人を送り出すための重要な儀式であり、ご家族様が故人を見送るための最後の身支度のチャンスでもあります。故人の大切な思い出や感謝の気持ちを込めて、故人を美しく整え、故人が天国に旅立つ旅にふさわしい姿を納棺師と一緒に作り上げることができます。

〜納棺の流れ〜
[末期の水]
末期の水(まつごのみず)とは、死に水(しにみず)とも呼ばれています。
故人が息を引き取られた後に、故人の口元を水でうるおす儀式のことを言います。

[湯灌を行う]
湯灌とは、故人の身体を清める儀式です。
ぬるま湯で身体や頭髪を洗います。この儀式は、お体を綺麗にするだけではなく、故人の穢れや痛み、苦しみを拭き清め、来世への旅支度を整える意味も含まれています。

•湯灌は2種類あります
洗体湯灌…湯船やシャワーで洗い清める。
古式湯灌…アルコール綿などで拭き清める。

※ 湯灌の名称や提供内容は、葬儀社によって異なる場合があります。そのため、湯灌を依頼する前には、葬儀社との打ち合わせをしっかりと行い、提供内容を確認することが大切です。

[死化粧•エンゼルメイクを行う]
故人が安らかに旅立つことを願い、穏やかな表情になるように施されます。
最後のお別れをする際に、生前のような姿でお見送りできるよう整える意味もあります。

[死装束を着せる]
亡くなった後の旅の装いを指します。仏教では、故人が亡くなった後に四十九日の旅に出ると言われてます。この旅に備えて、故人様には専用の装いが用意されます。
死装束は、故人が巡礼者や僧侶のような姿に見えるように白い経帷子や天冠、さらには草履や笠などを組み合わせた装束です。

ご希望があれば、故人が生前愛用していた服を着せる事も可能です。死装束を着せた上に布団をかけ、布団の上に愛用していた服をかける事もできます。
故人が普段から着用していた服を着せることで、より自然な姿で見送ることができます。

[棺に納める]
故人を棺に納めます。副葬品も納める事が可能です。副葬品は、故人の個性や趣味、人生を反映したものが多く選ばれます。

〜納棺をする場所〜
•自宅
自宅で故人を安置している場合、納棺師は自宅に出向き、遺体の処置や死化粧を行います。この場合、畳のある和室、仏壇のある部屋、あるいは安置されている部屋で行われることが一般的です。

•斎場や安置施設
故人の葬儀が斎場で行われる場合、納棺はその斎場の安置施設で行われることがあります。
また、利用する会場などさまざまな場所で納棺する事が可能です。

〜エンバーミングとは〜
エンバーミングは、遺体を長期間保存するための処置方法です。殺菌消毒し、特殊な液体を注入して遺体の腐敗を防ぎます。この方法により、ドライアイスがなくても長期保存が可能となります。また、遺族が遺体を見送るまでの期間が長期化する場合や、海外で葬儀を行う場合などに利用されることがあります。ただし、エンバーミングは葬儀費用が高くなるため、ご遺族の予算に合わせて選択することが必要です。

〜キリスト教の納棺〜
[カトリック]
家族や司祭らが合同で、祈りを捧げます。
聖水を振りかけ、遺体を納棺します。聖水とは、司祭が祈りを込めて清めた水のことです。キリスト教では死装束にあたる衣服の規定はありません。
納棺の言葉の後、聖書朗読・聖歌斉唱・祈りを行います。遺体の胸に手を重ね、ロザリオや十字架を持たせます。キリスト教の棺は、黒い布地で覆われた棺か、棺の上に黒い布をかけます。また、白の十字架があしらってあります。

[プロテスタント]
牧師が故人の枕元で祈りを捧げるなか、遺族の手で棺に納めます。
故人のまわりを白い花で埋め、棺のふたをしたら上から黒い布で覆います。上に白い花でつくった十字架を飾ります。

〜納棺の費用〜
一般的に、納棺の費用相場は5万円から15万円程度と言われていますが、死装束の種類や湯灌の際のバスタブの有無などによって価格が変動します。また、エンバーミングなどのオプションによっても費用が変わるため、事前に確認することが重要です。
葬儀社によっては、納棺のプランに湯灌が含まれていない場合があります。そのため、提示された金額でどのような作業が行われるかを確認しておくことが大切です。また、納棺に関する疑問点や不明点がある場合は、葬儀社のスタッフに相談することをお勧めします。

〜いつ納棺するのか〜
葬儀の日程や状況、地域によって異なりますが、通夜が行われる当日の通夜の前に行われることが多くあります。
納棺の儀式にかかる時間は、内容によって異なりますが、一般的には30分から2時間程度が目安です。

〜まとめ〜
故人が亡くなると、通夜・葬儀が行われることになります。その中で、ご遺体を清め、あの世への旅支度を整え、棺に納める特別な儀式を納棺といいます。
納棺は、故人の大切な儀式であり、遺族や親族が感謝や最後の別れの気持ちを込めて、後悔のないように執り行いましょう。

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