副葬品〜いれていいものとダメなもの〜【横浜葬儀社】横浜市の家族葬専門【口コミ1位】

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副葬品〜いれていいものとダメなもの〜

2023.7.29

〜なぜ副葬品をいれるの?〜
副葬品(ふくそうひん)とは、古代から中世にかけて、死者を埋葬する際に、一緒に墓に納められた物のことを指します。古代エジプトや中国、日本など、様々な文化や時代で行われた習慣であり、死者の冥福を祈るとともに、来世で役立つと信じられていました。
副葬品には、武器や装飾品、食料や飲料、家具や衣服、書物など、死者の身分や社会的地位、宗教的信仰によって異なるものがあります。

現代の日本では埋葬よりも火葬が主流であり、逝去した方と一緒に棺に納める品物のことを指します。現代では、死者が使うための道具というよりも、故人への思い出や感謝の気持ちを込めた品物として納められることが一般的です。故人との思い出や、感謝の気持ちを込めた品物が多く、写真や手紙、好きだった食べ物などが一般的です。副葬品は、故人への最後の贈り物として、家族や友人たちの心の支えとなることもあります。

〜副葬品をいれるタイミングはいつ?〜
副葬品を遺族が納めるタイミングは、主に2回あります。
[ご納棺の時]
遺体を棺に納める「納棺の儀」のときです。このときに遺体と一緒に副葬品を納めることができます。

[お花入れ]
出棺前の「花入れの儀」のときです。この儀式では、故人に対する最後のお別れをするため、花や供物を棺に入れることが一般的です。また、副葬品もこのタイミングで納めることができます。

遺族が納めずに葬儀担当者にお願いするケース
[担当さんに依頼する]
ご遺族の方が、納棺に立ち会えない場合などは、副葬品を葬儀担当者にお預けいただくケースがあります。ただし、葬儀社や担当者によっては、副葬品を預かる対応が異なることがございますので、必ず事前に確認をお願いいたします。

では、具体的にどのようなものを副葬品で棺にいれるのかみていきましょう。

〜おすすめの副葬品〜
[花]
花は、古くから大切な人への思いや、故人への供養のために贈られる贈り物として利用されてきました。
故人が生前に好んでいた花は、お花入れとは別に、副葬品として選ばれることが多くあります。花はなるべく赤や黒を避け、入れる際には葬儀社に必ず事前に確認をしておくようにしましょう。

[手紙]
手紙には2パターンあります。
故人へ宛てた手紙と生前に故人が大切にしていた手紙があります。

•故人へ宛てた手紙
故人への感謝や思い出を手紙や寄せ書きにして残すことは、葬儀の副葬品の一つとして多くの人々に選ばれています。葬儀は、故人との思い出を追憶し、別れを受け入れるための儀式です。そのため、心を込めた手紙を書くことで、気持ちを整理することができます。そして、故人を見送るための準備もすることができます。

•生前故人が大切にしていた手紙
思い出の品として棺の中に納めてあげましょう。

[洋服]
故人が亡くなった際、その人が愛用していた服や思い入れのある服を、副葬品として一緒に納めることがあります。また、ハンカチや帽子などの服飾小物も一緒に入れることができます。遺族の中には、故人に洋服を着せたいと思う人もいるかもしれませんが、出棺直前では実際に袖を通すことが困難な場合が多く、布団の上に洋服を掛けて納めることが一般的です。

また、遺族が故人の服や衣類を副葬品として選ぶ際には、注意が必要です。特に、燃えにくい厚手の生地は避けることが重要です。遺族は、故人がよく着ていた洋服やお気に入りの着物、仕事で着用していた服など、故人の個性や人となりを表すような衣類を副葬品にすることが多いです。選ぶ際には、故人が好んでいた色やデザインなどを考慮すると、より適切な選択ができるかもしれません。ただし、故人が死亡した状況によっては、遺族が副葬品を選ぶことができない場合もあります。

[好きだった食べ物•飲み物]
故人が好きだった飲み物や食べ物を副葬品にすることがあります。あの世でも好きなものを飲んだり食べたりしてほしいという願いからです。ただし、すべての飲み物や食べ物が副葬品にできるわけではありません。
まず、適度な大きさで燃えやすいことが必須条件です。缶や瓶に入った飲み物を副葬品として納めることは避けた方が無難です。これは、缶や瓶の中に残っている液体が蒸気化して圧力が高まり、爆発する恐れがあるためです。そして、メロンやスイカは水分が多いので避けましょう。

[思い出の写真]
故人の棺の中には、故人の思い出や人生を象徴するものを入れることが一般的です。その一つとして、故人の写真を納めることができます。多くの方が、故人が愛した趣味や旅先の景色など、故人が喜んだであろう写真を選ぶ傾向があります。
ただし、注意すべき点があります。写真の中に他の人が写っている場合、故人がその人との思い出を持っていたとしても、縁起が悪いと考えられることがあります。その方がまだ存命の場合、あちらの世界に一緒に連れて行かれてしまうという風習があるためです。したがって、故人の写真を選ぶ際には、故人自身が写っているものや、他に人物が写っていないものを選ぶことが望ましいでしょう。

〜棺の中に納めてはいけないもの〜
[カーボン製品]
火葬炉の故障の原因の一つに、カーボン製品が挙げられます。カーボン製品は、ゴルフクラブ、釣竿、ラケット、バット、杖など、様々な用途で使用されています。しかし、これらの製品を火葬炉に入れることは、火災や緊急停止の原因となる可能性があります。
カーボン製品は燃えにくく、高温になっても炭化しないため、火葬炉の中で燃えずに残ってしまうことがあります。そのため、火葬炉の熱交換器や排ガス処理装置を詰まらせ、炉内の温度上昇を引き起こし、緊急停止を誘発することがあります。このような事態は、同じ時間帯に他の火葬炉が稼働している場合、他の火葬炉も影響を受けてしまい、重大な事故につながる危険性がある為です。

[環境に悪影響がある素材]
副葬品には、革、ビニール、プラスチック、ゴムなどの素材で作られた品物は適していません。これらの素材は、燃やすことで有害な物質が発生するため、環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、プラスチックやビニールを燃やすと、二酸化炭素やダイオキシンなどの有害物質が発生します。そのため、副葬品として適していない素材とされています。

[お金]
副葬品として「硬貨」や「紙幣」を納めることは法律で禁止されています。火葬の際に副葬品としてお金を棺に納めることは、法律に違反する行為となりますので禁止されています。

[爆発の危険性があるもの]
タバコが好きだったりおしゃれが好きな故人への思いを込めて、棺にライターや整髪料スプレーを入れたいという気持ちは分かりますが、火葬の際にはこれらのアイテムを棺に入れることはできません。ライターや整髪料スプレーは、その性質上、火葬炉内で爆発する可能性があります。
ライターは、燃料としてガスやライターオイルを使用しており、火花が散ることがあります。整髪料スプレーは、ガスを圧縮しているため、高温になると爆発することがあります。これらの危険性から、火葬炉内でこれらのアイテムを燃やすことはできません。

※故人がペースメーカーを入れていたら
遺体を火葬する際、ペースメーカーが入っている場合は、火葬中に爆発する可能性があります。このため、故人がペースメーカーを装着していた場合は、葬儀社や火葬場に事前にその旨を伝える必要があります。ただし、危険性が高いからといって、火葬場でペースメーカーを取り外すことはできません。
安全を確保するためにも、ペースメーカーがあることを伝えるのは非常に重要です。自己判断で伝えないことによって、担当者に危険が及ぶ可能性があるため、事実をしっかり伝えましょう。ペースメーカーがあることが分かっている場合は、適切な処置を取ることで安全に火葬を行うことができます。

〜まとめ〜
故人の棺に入れる副葬品について、入れてよいものとそうでないものがあります。たとえ故人が希望していたものであっても、棺に入れることができない場合もあります。そのような場合には、遺族の了承を得て祭壇に供えたり、写真を撮影して棺の中に納めることがおすすめです。
故人が希望した副葬品をできる限り入れることが望ましいですが、安全上の理由などから入れることができない場合もあります。その場合には、葬儀社と相談して、代わりの方法を検討することが大切です。

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