葬儀の流れとは?逝去から告別式までの流れを解説

葬儀は、ご逝去後の搬送・安置から始まり、葬儀社との打ち合わせ、納棺、通夜、葬儀・告別式、火葬へと進むのが一般的です。短い期間に多くの判断が必要になりますが、すべてを一度に決める必要はありません。まず全体の流れを把握し、期限のある手続きと、家族で相談して決めることを分けて考えることが大切です。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。

目次

葬儀の流れを一覧で確認する

一般的な葬儀は、次の順序で進みます。

  1. 医師による死亡確認と死亡診断書の受け取り
  2. 葬儀社への連絡、ご遺体の搬送・安置
  3. 葬儀の形式・日程・会場・費用の打ち合わせ
  4. 死亡届の提出と火葬許可証の受け取り
  5. 納棺、通夜、葬儀・告別式
  6. 出棺、火葬、収骨
  7. 会食や初七日法要、葬儀後の挨拶・手続き

実際の順序や内容は、葬儀形式、宗教・宗派、地域の慣習、火葬場の空き状況によって変わります。一日葬では通夜を行わず、火葬式では通夜や告別式を省くため、希望するお別れの形に合わせて確認しましょう。

逝去直後から安置までの流れ

死亡診断書を受け取る

病院で亡くなった場合は、医師が死亡確認を行い、死亡診断書を作成します。自宅で療養中の場合は、まずかかりつけ医へ連絡します。事故や突然死などで死因が明らかでない場合は、警察による確認が必要になることもあります。死亡診断書または死体検案書は死亡届と一体になっており、火葬の手続きや保険・年金などの手続きでも必要になるため、提出前にコピーを取っておくと安心です。

葬儀社へ連絡し、ご遺体を搬送する

病院の霊安室に長時間安置できないことが多いため、葬儀社へ連絡して、自宅や安置施設へ搬送します。搬送を依頼した葬儀社と必ず葬儀契約を結ぶ必要はありません。依頼前に、搬送先、搬送料、深夜・早朝料金、安置料、ドライアイス代、面会の可否を確認しておくと、後の行き違いを防ぎやすくなります。

自宅へ安置する場合は、布団を敷ける場所や出入りの動線を整えます。安置施設を利用する場合は、面会時間や付き添いの可否などが施設によって異なります。菩提寺がある方は、この段階で連絡しておくと、その後の日程や読経について相談しやすくなります。

葬儀の打ち合わせから通夜まで

形式・日程・会場を決める

打ち合わせでは、故人や家族の希望、宗教・宗派、参列者の範囲、予算を整理し、一般葬・家族葬・一日葬・火葬式などの形式を選びます。日程は家族の都合だけでなく、火葬場、式場、宗教者の予定を確認して決めます。逝去当日にすべてを確定できない場合は、誰へ連絡するか、参列人数をどの程度で想定するかなど、日程決定に必要な項目から整理しましょう。

見積書と役割分担を確認する

見積書では、葬儀一式の費用だけでなく、式場・火葬場、搬送、安置、飲食、返礼品、宗教者への謝礼などを含めた総額を確認します。参列人数や安置日数によって追加される項目、不要になった返礼品の精算方法も聞いておきましょう。

葬儀の流れだけでなく、追加費用が発生する条件まで事前に確認できる葬儀社であれば、限られた時間のなかでも落ち着いて内容を選びやすくなります。

あわせて喪主を決め、受付、会計、親族や勤務先への連絡、弔電・供花の取りまとめなどを分担します。喪主がすべてを抱え込まず、判断する人と実務を担当する人を分けることが大切です。

納棺と通夜を行う

納棺では、故人の身支度を整えて棺に納めます。棺に入れたい手紙や写真などがある場合は、火葬できる物か葬儀社へ確認しましょう。金属、ガラス、電池、厚い本などは火葬設備や収骨へ影響するため、入れられないことがあります。

通夜は、一般的に葬儀・告別式の前日に行い、読経、焼香、喪主の挨拶、通夜振る舞いへと進みます。ただし、宗教・宗派や葬儀形式によって内容は異なります。受付開始時刻、親族の集合時刻、供花の並び順、香典辞退の有無などを事前に共有しておくと、当日の対応が円滑になります。

葬儀・告別式から火葬までの流れ

葬儀・告別式と出棺

葬儀は宗教的な儀式、告別式は参列者が故人へ別れを告げる場という意味がありますが、現在は続けて行われることが多く、明確に区切らない場合もあります。読経や焼香、弔辞・弔電の紹介、喪主挨拶などを行った後、棺に花を手向けて最後のお別れをし、火葬場へ出棺します。進行は葬儀社が案内するため、喪主は挨拶のタイミングと内容を事前に確認しておけば問題ありません。

火葬と収骨

火葬場では火葬許可証を提出し、棺を火葬炉へ納めます。火葬後は、遺骨を骨壺へ納める収骨を行います。収骨の方法は地域によって異なり、係員の案内に従って進めます。火葬許可証は火葬後に火葬済みの証明が記され、納骨時に必要となるため、骨壺と一緒に大切に保管します。

葬儀後に行うこと

火葬後は、地域や宗派に応じて初七日法要や会食を行います。近年は参列者の負担を考え、葬儀当日に初七日法要を繰り上げて行うこともあります。帰宅後は、香典や供花の記録、葬儀費用の精算、返礼品の手配、お世話になった方への挨拶を進めます。

その後も、健康保険・年金・公共料金などの名義変更や解約、遺品整理、相続、納骨、法要の準備が続きます。期限がある手続きもあるため、一覧を作り、家族で担当を分けると進めやすくなります。葬儀当日に納骨先まで決める必要はないため、迷っている場合は遺骨を自宅で安置し、家族で相談してから決めても差し支えありません。

よくある質問

亡くなった直後、最初に何をすればよいですか?

医師による死亡確認を受けた後、近親者と葬儀社へ連絡し、ご遺体の搬送・安置先を決めます。病院から急いで搬送を求められても、葬儀内容までその場ですべて決める必要はありません。

葬儀は亡くなってから何日後に行いますか?

一般的には数日以内に行われますが、火葬場・式場・宗教者の空き状況や家族の都合によって異なります。法律上、死亡後24時間を経過しなければ原則として火葬できません。

菩提寺にはいつ連絡すればよいですか?

菩提寺がある場合は、ご逝去後なるべく早めに連絡します。葬儀社だけで日程を決めると僧侶の予定と合わないことがあるため、日程確定前に相談しましょう。

葬儀前に納骨先を決める必要はありますか?

葬儀前に決める必要はありません。お墓や納骨堂を比較し、四十九日や一周忌などを目安に納骨する方もいます。家族が納得できるまで、自宅で遺骨を保管することも可能です。

関連する言葉

ご遗体搬送、安置、通夜、告別式、火葬場、初七日