通夜振る舞いとは?参加者・料理・当日の流れを解説

通夜振る舞いとは、通夜の後に料理や飲み物を用意し、参列者とともに故人を偲ぶ会食の席です。参列への感謝を伝える意味もありますが、必ず行わなければならないものではありません。参加者の範囲や料理の形式は地域によって異なるため、家族の意向や参列見込み人数、会場の設備に合わせて準備します。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。

目次

通夜振る舞いとは故人を偲ぶ会食の席

通夜振る舞いには、通夜へ参列してくださった方に感謝を伝え、故人の思い出を語りながら食事をともにする意味があります。故人と過ごす最後の夜に、参列者が別れを惜しむための時間でもあります。

宗教上の儀式として必ず行うものではなく、会食を設けないことも可能です。近年では、親族や親しい方だけで短時間の会食を行ったり、料理の代わりに持ち帰り用の弁当などを渡したりする場合もあります。

通夜振る舞いに参加する人

通夜振る舞いへ案内する範囲は、主に「通夜の参列者全員」「親族と親しい方」「遺族と親族のみ」のいずれかです。どの範囲まで案内するかは、地域の慣習や葬儀の規模によって異なります。

一般の参列者にも広く案内する地域がある一方で、親族や関係者だけで行う地域もあります。家族葬では、参列者全員が親族や親しい方であるため、そのまま同じ参加者で会食を行うこともあります。

参加者の範囲が曖昧なままだと、料理の不足や余りにつながります。親族、一般参列者、葬儀の運営を手伝ってくださった方、宗教者など、誰を案内するかを事前に整理しておきましょう。

通夜振る舞いで用意する料理

通夜振る舞いの料理には、大皿料理、個別の料理、持ち帰り用の弁当などがあります。参加者数を正確に予測しにくい場合は、複数人で取り分けられる寿司、煮物、揚げ物、オードブルなどが選ばれます。

参加者があらかじめ決まっている家族葬などでは、一人ずつ個別の料理を用意する方法もあります。会食を省略する場合は、弁当や持ち帰り用の品物を渡す方法があります。

料理を決める際は、参加者の年齢、子どもの人数、食物アレルギー、宗教上の食事制限にも配慮します。飲み物は、アルコールだけでなく、お茶やソフトドリンクも用意しましょう。

料理の数量と費用を決めるときの確認点

料理の必要数は、通夜の参列見込み人数ではなく、通夜振る舞いへ案内する予定の人数をもとに考えます。一般参列者も案内する場合は参加人数を予測しにくいため、葬儀社や料理業者へ過去の事例や地域の傾向を確認すると判断しやすくなります。

大皿料理では、参加者全員が一人前を食べるとは限らないことを踏まえて数量を調整します。個別の料理や弁当は人数分の手配が必要になるため、出欠をできる範囲で確認しておきましょう。

費用は料理の内容や品数、飲み物、参加人数によって変わります。見積もりでは、料理代だけでなく、飲み物代、配膳料、会場使用料、追加注文の費用なども確認してください。

あわせて、注文内容を変更できる期限、当日の追加注文が可能か、欠席者が出た場合にキャンセルできるか、余った料理を持ち帰れるかも確認しておくと安心です。衛生上の理由から持ち帰りができない料理もあります。

通夜振る舞いの一般的な流れ

通夜が終わると、喪主や遺族、葬儀社の担当者が対象となる参列者へ通夜振る舞いの席を案内します。参加者が着席した後、喪主または遺族代表が簡潔に挨拶をして会食を始めます。

挨拶では、通夜への参列に対するお礼と、故人の思い出を語りながら過ごしていただきたい旨を伝えます。長い挨拶にする必要はありません。

会食時間は1時間から2時間程度になることがありますが、一般参列者は最後まで残る必要はありません。頃合いを見て退席する方を見送り、終了時には遺族代表があらためてお礼を伝えて閉会します。地域や葬儀の日程によって進め方が異なるため、時間はあらかじめ葬儀社と調整しましょう。

参列者として案内された場合の対応

通夜振る舞いへ案内された場合は、短時間でも席に着き、料理を少しいただくことが故人の供養になるという考え方があります。ただし、地域によって考え方が異なり、参加を強制されるものではありません。

都合により参加できない場合は、遺族や案内係へお礼を伝えて辞退します。参加する場合も、長時間滞在する必要はありません。遺族へ挨拶をしてから静かに退席しましょう。

通夜振る舞いでは、故人の思い出を穏やかに語り、遺族が答えにくい話題や死因を詳しく尋ねることは控えます。車で来場した場合は、アルコールを口にしないよう注意してください。

通夜振る舞いと精進落としの違い

通夜振る舞いは通夜の後に行い、通夜の参列者や親族などをもてなす会食です。一方、精進落としは、一般的に火葬や初七日法要を終えた後に行い、宗教者や親族など、葬儀に関わった方へ感謝を伝えます。

行う時期、参加者、料理の出し方が異なるため、見積もりではそれぞれの料理代と人数を分けて確認しましょう。精進落としの詳しい意味や準備については、別の記事で確認できます。

よくある質問

通夜振る舞いを行わなくても失礼になりませんか?

必ず行わなければならないものではありません。家族の意向や地域の慣習、会場の条件に合わせて省略できます。省略する場合は、持ち帰り用の弁当や品物を渡す方法もあります。

通夜振る舞いには僧侶も招きますか?

通夜で読経をお願いした僧侶へ声をかけることがありますが、地域や寺院によって対応が異なります。参加されない場合の対応も含め、葬儀社や寺院へ事前に確認しましょう。

通夜振る舞いを途中で退席してもよいですか?

途中で退席しても差し支えありません。遺族や案内係へ参加のお礼を伝え、会食やほかの参列者の会話を妨げないよう静かに退席しましょう。

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