喪主とは?役割と葬儀前後に行うことを解説

喪主とは、ご遺族の代表として葬儀を取りまとめる人です。すべての作業を一人で抱える役割ではなく、葬儀社やご家族と相談しながら、重要な判断や参列者への挨拶を担います。ここでは、喪主の決め方と葬儀前後の主な役割を時系列で解説します。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。

目次

喪主とはご遺族を代表する人

喪主は、葬儀の方針を決め、葬儀社との打ち合わせや参列者への対応を行う中心的な立場です。故人との関係が最も深い人が務めることが多く、配偶者、子、親、兄弟姉妹などから選ばれます。ただし、誰が務めるべきかを定めた一律の決まりはありません。ご家族の事情、年齢、健康状態、実務を担えるかどうかを踏まえて決めます。

喪主と施主は同じ人が務めることもありますが、意味は異なります。喪主がご遺族の代表であるのに対し、施主は葬儀費用を負担し、運営面を支える人を指します。高齢の配偶者が喪主となり、子が施主として手続きや支払いを担う形もあります。

喪主を決めるときの考え方

一般的には故人の配偶者が第一の候補となり、難しい場合は長男・長女などの子、親、兄弟姉妹の順で検討されます。ただし、家族構成によって適切な人は異なります。故人の希望が残されている場合は、その意向も確認しましょう。

大切なのは、形式的な続柄だけで決めないことです。葬儀社と連絡を取りやすい人、親族間の調整ができる人、挨拶を務められる人など、実際の負担も考えます。一人に決めにくい場合は、喪主を一人立てたうえで、ほかのご家族が連絡係・会計係・受付係として支えると進めやすくなります。

葬儀前に喪主が行うこと

葬儀社との打ち合わせ

葬儀の形式、規模、日程、会場、宗教形式、予算などを葬儀社と相談します。喪主がすべてを即決する必要はありません。故人やご家族の希望を整理し、不明点は見積書に含まれるものと追加になり得るものを確認してから決めます。

親族や関係者への連絡

近しい親族には早めに逝去を伝え、葬儀の日程が決まった後に改めて案内します。一般葬では勤務先や地域の関係者など連絡先が広がるため、連絡担当を分けると漏れを防げます。家族葬では、参列をお願いする範囲と、参列を辞退していただく方への伝え方を家族内で統一しておくことが大切です。

通夜・葬儀当日の役割

当日は、僧侶などの宗教者への挨拶、参列者への対応、供花や弔電の確認、出棺前後の挨拶などを行います。式の進行は葬儀社が支えるため、喪主が細かな運営まで担当する必要はありません。判断が必要なことは担当者から案内を受け、ご家族と確認しながら対応します。

喪主挨拶は、参列へのお礼、故人が生前お世話になったことへの感謝、今後のお付き合いのお願いを簡潔に伝えるのが基本です。長く立派に話すことよりも、自分の言葉で感謝を伝えることが大切です。原稿を用意し、読み上げても失礼にはあたりません。

葬儀後に行うこと

葬儀後は、葬儀費用の精算、香典帳の確認、香典返し、関係者への挨拶、法要や納骨の相談などが続きます。ただし、喪主がすべてを一人で処理する必要はありません。期限のある手続きと、家族で相談して決められることを分け、無理のない順序で進めましょう。

葬儀前から葬儀後まで相談窓口が変わらない葬儀社であれば、喪主が複数の専門家を一から探す負担を抑えながら、必要な対応を整理できます。

よくある質問

喪主は複数人でもよいですか?

共同喪主とすることは可能ですが、連絡や判断の窓口が分かりにくくなる場合があります。代表者を一人決め、ほかの方が役割を分担する方法も検討しましょう。

喪主は香典を出しますか?

喪主は葬儀を主催する立場のため、一般的には自分自身へ香典を出す必要はありません。ただし、施主が別にいる場合などは家族内で費用負担を相談します。

挨拶が苦手でも喪主になれますか?

問題ありません。短い原稿を用意して読み上げることもできます。体調などにより難しい場合は、家族が代理で挨拶する方法を葬儀社へ相談できます。

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