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喪服とは、通夜や葬儀・告別式、法要などの弔事で着用する礼服です。格式によって正喪服・準喪服・略喪服の3種類に分けられ、故人との関係や参列する場面に合わせて選びます。現在の葬儀では、喪主やご遺族、一般の参列者ともに準喪服を着用することが一般的です。


関 友宜
はばたきグループ 事業責任者
葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。
喪服には、格式の高い順に正喪服・準喪服・略喪服があります。立場や場面に合った服装を選ぶことが基本ですが、近年は葬儀の形式が多様化しており、喪主やご遺族も準喪服を選ぶことが増えています。
正喪服は、喪服の中で最も格式が高い服装です。主に喪主や故人に近いご遺族が着用します。男性は黒のモーニングコートや五つ紋付きの黒い和装、女性は五つ紋付きの黒無地の和装などが該当します。
ただし、現在では喪主やご遺族も準喪服を着用することが一般的になっており、正喪服を選ぶ機会は少なくなっています。家族や親族で服装の格式をそろえる必要がある場合は、事前に相談しておくと安心です。
準喪服は、現在の葬儀で最も広く着用されている喪服です。男性の礼服用ブラックスーツや、女性のブラックフォーマルが該当します。通夜、葬儀・告別式、法要など幅広い弔事で使用でき、喪主やご遺族、親族、一般の参列者のいずれも着用できます。
略喪服は、黒や濃紺、ダークグレーなどを基調とした控えめな服装です。急な通夜への参列や、葬儀案内に「平服でお越しください」と記載されている場合などに用いられます。
平服と案内されていても、普段着でよいという意味ではありません。目立つ色や柄、光沢の強い素材を避け、弔事にふさわしい落ち着いた服装を選びます。
喪服を選ぶ際は、故人との関係だけでなく、通夜、葬儀・告別式、法要など、参列する場面も確認します。また、一般の参列者は、ご遺族より格式の高い服装にならないよう配慮するのが基本です。
現在は、喪主やご遺族も通夜から葬儀・告別式まで準喪服を着用することが一般的です。親族間で正喪服を着用する決まりがある場合や、地域・家ごとの慣習がある場合は、それに合わせます。
一般の参列者も、葬儀・告別式では準喪服を選ぶと安心です。通夜についても準喪服で参列することが一般的ですが、急な知らせを受けて仕事先などから向かう場合は、地味な色のスーツやワンピースなどの略喪服でも差し支えないとされています。
男性の準喪服は、光沢や柄のない礼服用のブラックスーツが基本です。白無地のワイシャツに黒無地のネクタイ、黒い靴下を合わせます。ネクタイピンなどの装飾品は外し、ベルトも金具が目立たない黒いものを選びます。
靴は黒く、光沢や装飾の少ない革靴が適しています。金具が目立つもの、エナメル素材、つま先のデザインが華美なものは避けると安心です。
女性の準喪服は、黒いワンピースやアンサンブル、スーツなどのブラックフォーマルが基本です。襟元が大きく開いた服や、袖が極端に短い服、体の線が強く出る服は避け、スカート丈は膝が隠れる程度を目安にします。パンツスーツも、光沢や装飾のない弔事用のものであれば選択肢になります。
黒い薄手のストッキングと、装飾の少ない黒いパンプスを合わせます。高すぎるヒールや細すぎるヒール、つま先やかかとが大きく開いた靴は避けましょう。
学校や園の制服がある場合は、制服が正式な服装となるため、色にかかわらず着用できます。制服がない場合は、黒・濃紺・グレー・白などを中心に、装飾の少ない服装を選びます。
男の子は白いシャツに暗い色のズボン、女の子は暗い色のワンピースやスカートなどが目安です。靴や靴下も黒や紺などの落ち着いた色でそろえますが、幼い子どもは体調や動きやすさも考慮しましょう。
バッグは黒無地で、光沢や金具、目立つ装飾の少ないものを選びます。革製品を避ける慣習もありますが、現在は装飾の少ない黒い革製品が使われることもあります。地域や家族の考え方が気になる場合は、布製のフォーマルバッグを選ぶと安心です。
アクセサリーは結婚指輪を除いて外しても問題ありません。着ける場合は、一連の白または黒の真珠など、控えめなものが一般的です。二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるとして避けられる傾向があります。
髪型や化粧も華美にならないよう整えます。長い髪は低い位置でまとめ、香りの強い香水や鮮やかな色のネイルは控えます。腕時計を着ける場合は、文字盤やベルトが目立たないものを選びましょう。
夏場は、通気性のよい素材や夏用の喪服を選ぶと負担を軽減できます。男性は移動中に上着を脱いでも、式が始まる前には着用するのが一般的です。ただし、体調や会場からの案内を優先し、無理をしないようにしましょう。
冬場のコートは、黒や濃紺、ダークグレーなどの落ち着いた色を選びます。式場へ入る前に脱ぐのが一般的です。毛皮や光沢の強い素材、華美な装飾のあるものは避けると安心です。
急な通夜では、柄や光沢が目立たない黒いビジネススーツで参列する場合もあります。ただし、一般的な黒いビジネススーツと礼服用のブラックスーツでは、色の濃さや仕立てが異なります。葬儀・告別式へ参列する場合は、礼服用のブラックスーツを選ぶと安心です。
弔事における平服は、普段着ではなく略喪服を意味するのが一般的です。男性は黒や濃紺などのダークスーツ、女性は暗い色のワンピースやスーツなど、控えめな服装を選びましょう。
体調と安全を優先し、手持ちの黒や濃紺などのゆったりした服で参列して差し支えありません。マタニティ用の喪服を利用する方法もありますが、無理に一般的な形の喪服へ合わせる必要はありません。
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