音楽葬とは?選曲・音楽を流す場面・費用の注意点を解説

音楽葬とは、故人が好きだった曲や思い出の音楽を、葬儀の中心的な要素として取り入れる形式です。無宗教葬や自由葬として行うほか、宗教儀礼の前後や献花の時間に音楽を加える方法もあります。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。

目次

音楽葬の意味と特徴

音楽葬に決まった式次第はありません。音源を再生する方法、生演奏を依頼する方法、参列者で歌う方法などがあり、故人の人柄や思い出を言葉とは異なる形で伝えられます。

宗教者を招かない形式だけを指すわけではありません。仏式などの宗教葬でも、開式前、献花や焼香、出棺などの時間に音楽を取り入れる場合があります。宗教儀礼と組み合わせるときは、宗教者と葬儀社へ事前に相談します。

音楽を取り入れる主な場面

音楽を取り入れる場面には、開式前の迎賓、故人の経歴や思い出の紹介、映像上映、献花、閉式、出棺などがあります。開式前は参列者を迎える曲、映像上映では写真や内容に合う曲、出棺では特に思い入れの深い曲を選ぶ方法があります。

すべての場面に音楽を入れる必要はありません。静かに故人と向き合う時間とのバランスを考え、印象を残したい場面へ配置します。献花に時間がかかる場合は、複数の曲を用意し、曲が途切れないよう再生順や切り替え方も決めておきましょう。

選曲の考え方

選曲では、故人が好きだった曲、人生の節目に関係する曲、ご家族との思い出の曲などを候補にします。歌詞の内容、曲の長さ、会場の雰囲気も確認し、参列者が故人を思い浮かべられる曲を選びます。

候補が多いときは、迎賓、経歴紹介、献花、出棺という場面ごとに曲の役割を決めると選びやすくなります。歌詞が場面に合わない場合は、同じ曲の器楽演奏版を選ぶ方法もあります。ご家族だけで決められないときは、故人の友人へ思い出の曲を尋ねてもよいでしょう。

会場・著作権・設備の確認

CDなどの市販音源を会場で再生する場合、生演奏を行う場合、映像へ楽曲を収録する場合では、必要な権利処理が異なります。会場や葬儀社が利用許諾の手続きを行っている場合もあるため、使用したい曲、音源の種類、利用する場面を事前に伝えて確認しましょう。

個人向けの音楽配信サービスは、利用規約により式場などでの再生に使えない場合があります。スマートフォンを音響設備へ接続できることと、楽曲を式場で適法に利用できることは別の問題です。CD、購入した音源、配信サービスなど、どの方法で用意するかを葬儀社へ伝えます。

生演奏では、楽器の搬入経路、演奏スペース、電源、音量、リハーサル時間を確認します。火葬場併設の式場や周辺に住宅がある会場では、使用できる楽器や音量に制限が設けられている場合があります。

音楽葬は、選曲だけでなく式全体との調和が大切です。はばたきグループには厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが在籍しており、会場条件や参列人数を踏まえ、音楽を取り入れる場面と必要な準備を相談できます。

費用を確認するときのポイント

音源を再生するだけであれば追加費用を抑えられる場合がありますが、音響機材、再生オペレーター、生演奏者、楽器運搬、リハーサル、映像制作などを加えると費用が増えます。会場に備え付けられている設備と、追加で手配するものを分けて確認します。

見積もりでは、演奏者の人数と拘束時間、楽器、交通費、音響設備、再生操作、著作物の利用に必要な手続きが料金へ含まれているかを確認しましょう。希望する曲を用意できない場合に備え、代替曲や演奏方法も決めておくと安心です。

よくある質問

仏式の葬儀でも音楽を取り入れられますか?

取り入れられる場合があります。ただし、宗派や寺院の考え方、式場の規則によって異なるため、使用する曲と場面を僧侶と葬儀社へ事前に相談してください。

スマートフォンの音楽を式場で流せますか?

機器へ接続できても、個人向け配信サービスの利用規約や楽曲の権利処理により使用できない場合があります。曲名、音源の入手方法、利用サービスを事前に式場へ伝えましょう。

生演奏はどのような楽器でも可能ですか?

会場の広さ、搬入経路、電源、音量制限によります。希望する楽器を早めに伝え、演奏できる場所、時間、リハーサルの可否を確認してください。

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