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数珠とは、仏式の葬儀や法要で合掌するときに手へ掛ける仏具で、「念珠」とも呼ばれます。数珠には、宗派ごとに形が異なる本式数珠と、宗派を問わず使いやすい略式数珠があります。葬儀へ参列する際に必ず用意しなければならないものではありませんが、持参する場合は自分の数珠を使用するのが一般的です。


関 友宜
はばたきグループ 事業責任者
葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。
数珠は、もともと念仏や題目などを唱えた回数を数えるために用いられてきた仏具です。現在では、仏様へ祈るときや故人を偲ぶときに、手へ掛けて合掌するためにも使われています。
葬儀では、読経中や焼香の前後、僧侶や祭壇へ向かって合掌するときなどに使用します。ただし、数珠がなければ焼香や合掌ができないわけではありません。持っていない場合や急な参列で用意できなかった場合は、数珠を使わずに静かに手を合わせれば差し支えありません。
葬儀で使われる数珠は、主に「本式数珠」と「略式数珠」の2種類です。宗派が決まっているか、宗派を問わず使いたいかによって適した種類が異なります。
本式数珠は、特定の宗派の正式な形に合わせて作られた数珠です。玉の数や並び方、房の形、輪の掛け方などが宗派によって異なります。自身や家の宗派が決まっており、その宗派の作法に沿って使用したい場合に適しています。
略式数珠は、片手数珠とも呼ばれ、一つの輪に房が付いた形が一般的です。多くの宗派で使用しやすいため、自身の宗派が分からない場合や、参列用として初めて数珠を用意する場合の選択肢になります。
数珠の細かな掛け方は宗派によって異なりますが、共通する基本的な扱い方があります。使用していないときは、房が下になるようにして左手で持つのが一般的です。移動するときも振り回したり、房を持ってぶら下げたりしないようにします。
合掌するときは、略式数珠であれば左手の親指と人差し指の間に掛け、そのまま両手を合わせる方法が一般的です。両手に掛ける場合や、房の位置が決められている場合もあるため、本式数珠を使用するときは自身の宗派の作法に従います。
焼香の順番を待つときや席を立つときも、数珠は左手で持ちます。バッグから取り出す場合は、焼香の直前に慌てないよう、あらかじめ準備しておくと落ち着いて行動できます。
数珠を選ぶときは、宗派、種類、大きさ、素材の順に確認すると判断しやすくなります。自身の宗派が決まっている場合は、寺院や仏具店へ確認したうえで本式数珠を選ぶと安心です。宗派が分からない場合や、さまざまな仏式葬儀で使用したい場合は、略式数珠が選びやすいでしょう。
数珠には男性用・女性用として販売されているものがあり、一般的に玉の大きさや輪のサイズ、房のデザインなどが異なります。ただし、細かな区分や考え方は宗派や販売店によっても異なります。実際に手へ掛けたときの持ちやすさも確認しましょう。
素材には木、天然石、ガラスなどがあり、色にもさまざまな種類があります。葬儀用として選ぶ場合は、派手な装飾を避け、長く使いやすい落ち着いた色やデザインを選ぶと安心です。
数珠は仏具であるため、椅子や畳、床へ直接置くことは避けます。使用しないときは数珠袋へ納めるか、バッグの中で丁寧に保管しましょう。保管するときは、房に癖が付いたり糸が傷んだりしないよう、強く折り曲げないことも大切です。
数珠は持ち主本人の祈りに用いるものと考えられているため、他人との貸し借りは避けるのが一般的です。忘れた場合は無理に借りず、数珠を持たずに合掌します。また、数珠は仏式で用いる仏具のため、神式やキリスト教式、無宗教葬では基本的に使用しません。
はばたきグループには、仏教葬祭アドバイザーや1級葬祭ディレクターが在籍しています。宗派に合った数珠や焼香の作法が分からない場合も事前に相談できるため、当日の参列や葬儀の準備を落ち着いて進められます。
子どもの数珠は必須ではありません。年齢や家庭の考え方に応じて用意できますが、持っていない場合は数珠を使わずに合掌すれば差し支えありません。
数珠は個人の仏具と考えられているため、家族間であっても貸し借りは避けるのが一般的です。自分の数珠がない場合は、無理に借りず、数珠なしで合掌しましょう。
糸が切れる主な原因は、長期間の使用による劣化や摩耗です。縁起が悪いと決めつける必要はありません。玉をなくさないように保管し、仏具店などへ修理や糸の交換を相談しましょう。
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