一日葬とは?流れと費用・選ぶ前の注意点を解説

一日葬とは、通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う葬儀形式です。儀式を行いながら日程の負担を抑えやすい一方、準備や親族への説明、菩提寺への確認は二日間の葬儀と同様に必要です。ここでは、一日葬の流れ、費用、向いているケースと注意点を解説します。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。

目次

一日葬とは通夜を省く葬儀形式

一般的な葬儀は、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬を行います。一日葬では通夜を省き、葬儀・告別式から火葬までを一日で行います。火葬だけを行う火葬式とは異なり、祭壇を設け、宗教者による読経や焼香などの儀式を行うのが基本です。

「一日」と呼ばれますが、逝去から火葬までのすべてが一日で終わるわけではありません。火葬日までご遺体を安置し、前日までに打ち合わせ、納棺、会場準備などを行います。ご家族が式場へ集まる日を一日にまとめる形式と考えると分かりやすいでしょう。

一日葬の一般的な流れ

逝去後の搬送・安置・打ち合わせ

ご遺体を安置先へ搬送し、葬儀社と日程、会場、参列範囲、宗教形式、祭壇、返礼品などを決めます。通夜を行わないことを親族や宗教者へ伝え、了承を得ておくことが大切です。

納棺・葬儀・告別式

納棺は式の前日まで、または当日の開式前に行います。当日は受付後、読経、弔辞・弔電の紹介、焼香、お別れの時間へ進むのが一般的です。参列者が多い場合は焼香に時間がかかるため、式の所要時間と火葬場への出発時刻を踏まえて進行を組みます。

出棺・火葬・収骨

出棺前に花を手向けて最後のお別れをし、火葬場へ移動します。火葬後は収骨し、解散または会食となります。初七日法要を同日に行う場合は、式中または火葬後に組み込むことがあります。

一日葬のメリット

大きなメリットは、ご遺族や参列者が集まる日を一日にできることです。高齢の親族や遠方から来る方の宿泊・移動の負担を抑えやすくなります。通夜振る舞いや通夜返礼品が不要になるため、その分の費用を削減できる場合もあります。

火葬式と異なり、祭壇の前で読経や焼香を行い、参列者とともに故人を見送る時間を持てます。「儀式は大切にしたいが、二日間の日程は難しい」というご家族に検討しやすい形式です。

一日葬の費用と注意点

一日葬の一般的な費用目安は50万〜120万円程度です。ただし、祭壇、式場、参列人数、安置日数、飲食、返礼品などによって総額は変わります。通夜を省いても、式場を前日から設営する場合は会場費が二日分必要になることがあります。通常の二日葬と比べて、何が減額されるのかを見積書で確認しましょう。

一日葬の費用を比べる際は、プラン名や基本料金だけでなく、安置・搬送・式場利用まで含めた総額を示してくれる葬儀社を選ぶと判断しやすくなります。

一日葬は比較的新しい形式であり、親族や菩提寺が通夜を重視する場合もあります。決定後では調整が難しくなるため、菩提寺がある方は先に相談します。また、参列できる時間帯が昼間に限られるため、仕事関係者や友人が参列しにくくなる点にも配慮が必要です。

よくある質問

一日葬では前日に何もしないのですか?

通夜は行いませんが、納棺や式場設営を前日に行うことがあります。ご家族が故人と面会して過ごすことも可能です。

一日葬は家族葬と同じですか?

同じではありません。一日葬は日程を表し、家族葬は参列範囲を表す言葉です。近親者だけの一日葬も、友人を招く一日葬もあります。

一日葬でも香典返しは必要ですか?

香典を受け取った場合は、葬儀形式にかかわらず返礼を行うのが一般的です。当日返しまたは後日返しを選びます。

関連する言葉

家族葬通夜告別式火葬式葬儀費用、葬儀プラン