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手元供養(てもとくよう)とは、遺骨の全部または一部を自宅など身近な場所に置き、故人を偲ぶ供養の方法です。小さな骨壺や遺骨を納めるアクセサリーなどがあり、お墓への納骨と併せて選ぶこともできます。保管方法だけでなく、将来誰が引き継ぐかまで考えておきましょう。


関 友宜
はばたきグループ 事業責任者
葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。
手元供養は、まず「全部を身近に置くか」「一部を残してほかを納骨するか」で分けて考えると整理しやすくなります。一部を分ける場合は分骨に当たり、遺骨の由来が分かる書類の保管や、将来の納骨先の確認が大切です。
手元供養を選んだからといって、お墓を持てなくなるわけではありません。故人の希望、ご家族の気持ち、宗教上の考え方、日々の管理のしやすさを踏まえて相談しましょう。
骨壺を自宅で安置する方法、一部を小さな容器へ納める方法、少量を専用アクセサリーへ納める方法などがあります。置く場所、持ち歩くかどうか、将来取り出せるかによって選び方が変わります。
小さな容器は納められる量が限られます。加工が必要な商品では、使用する遺骨の量、残った遺骨の返却、取り出しの可否、仕上がりまでの期間を確認してください。手元供養のために、すべての遺骨を粉状にする必要があるわけではありません。
火葬後の遺骨を自宅で保管することについて、墓地、埋葬等に関する法律には全国一律の納骨期限は定められていません。一方、遺骨を土に埋めることは別で、同法では焼骨の埋蔵は墓地以外で行えないとされています。自宅で保管できることを、庭へ埋めてよいという意味に捉えないようにしましょう。
既にお墓や納骨堂に納めた遺骨を取り出す場合は、管理者への申出や手続きの確認が必要です。自宅へ持ち帰るから手続きがないと決めず、現在の施設と関係自治体へ相談します。
骨壺などは落下や転倒の起こりにくい場所へ置き、湿気・水濡れ・直射日光を避けます。ふたの固定や密閉の方法は容器によって違うため、販売元の説明に従いましょう。遺骨を取り出して頻繁に手入れするのではなく、容器の外側と周囲を清潔に保ちます。
アクセサリーは、入浴や運動時に使えるか、防水性や接着部分の状態、修理の可否を確認します。小さな容器ほど、家族が中身を知らずに動かしたり手放したりしないよう、管理する人へ伝えることも大切です。
費用は容器・加工・刻印・配送などで変わります。商品代だけでなく、遺骨を預ける必要があるか、残った遺骨はどう返却されるかまで確かめましょう。ご家族とは、管理する人が亡くなった場合に誰へ託すか、墓地へ納めるかも話し合います。
はばたきグループでは、葬儀後の複雑な相談を1つの窓口で支援しています。手元供養と納骨の選択で迷う場合も、将来の管理や必要な手続きを含めて相談できます。
納骨先の条件に合えば検討できます。火葬や分骨の証明書、容器や加工の状態を伝え、受入れ方法を確認してください。遺骨を取り出せない加工品の場合は、扱いが変わることがあります。
写真や形見を身近に置いて故人を偲ぶこともできます。遺骨を残す方法だけにこだわらず、ご自身やご家族が続けやすいお参りの形を考えてよいでしょう。
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