香典を辞退する時の、上手な伝え方

香典を辞退する時の、上手な伝え方

香典辞退を伝えておいても、当日持って来てくださる方がいて、断りにくいというのはよくあることです。「そうは言っても気持ちだから」と言われないよう、明確に上手にお断りしましょう。

この記事はこんな人におすすめ

  • 香典を辞退したい
  • 香典返しを用意するのが大変
  • 辞退したのに香典を持ってこられたら、どうしたらいいかわからない
目次

香典を辞退しても、失礼ではありません

香典は相互扶助のために行われるものですから、ありがたいものではあります。しかし、近年は香典を辞退するケースが増えています。

主な理由は、家族葬が増えてきたからでしょう。
家族に金銭的な負担をかけたくない、香典返しを用意する手間を省きたいという理由が大きいようです。

いただいたら礼儀として香典返しは必要ですが、このお返し文化自体が無駄と感じている方も多いようです。必要な費用に充ててほしいのに、慣例に従って1/3から1/2は返されてしまう……。渡す立場から見ても、少しモヤモヤしますよね。

相手の好意を断るのは気がひけるかもしれませんが、香典を辞退しても失礼ではありません。
慣習というのは、変化するものです。
お通夜を省略したり、忌明け(仏教なら四十九日法要後)を待たず当日香典返しをしたりと、世情に合わせて変わっていくのは自然なことでしょう。

メールや案内状での香典辞退の例文

メールや案内状に記載する場合は、文面の最後にそれを付けます。

例文1

尚、故人の遺志により香典、供花などのお気遣いは辞退させていただきます

例文2

誠に勝手ではありますが、故人の遺志により御香典、御供花、御供え物はご辞退申し上げます

例文3

勝手ながら、故人の遺志により御香典は固くご辞退申し上げます

電話などで、親しい相手への断り方

親しい間柄で、電話で伝えるなら、「故人の遺志により」に加えて、香典返しを用意するのが大変なので金品のやりとりをやめたいとぶっちゃけてもいいと思います。

「今は心労が激しく何もできそうにないので、香典返しの用意も難しい。気持ちは本当にありがたいのだけれど、お断りすることにしました」とお伝えしましょう。

当日、持って来た方への断り方

受付の方が困らないよう、断る旨と断り文句も伝えておきましょう。内容は案内時と同じです。

「勝手ながら、故人の遺志により香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」
「故人の遺志により、御香典は辞退させていただきます。ご厚情に深く感謝いたします」

「そうは言っても私の気持ちだから」「気にせず受け取ってほしい」「預かってきたものだから持ち帰れない」と言われたら「申し訳ありませんが、わたくしではわかりかねますので」と喪主につないでもらいましょう。

断れず受け取ってしまった後の対処

辞退が難しい場合は、頑なに断らず受け取りましょう。
受付で押し問答している暇はないですし、固辞すると失礼になりかねません。
あまり他の方に見られないよう、受付から少しずれた位置でやりとりできるといいですね。
受け取った場合は、近しい親族であっても香典返しが必要になります。

香典返しを辞退する上で、もらってほしいと言われることもあります。
その意志を示すために、香典を少なめに包むという方もいます。

「お返しは本当に不要です。少額に控えましたので、どうか受け取ってください」と強く言われて受け取った場合は、判断に迷いますね。
辞退されても香典返しは送るという方は多いです。これは、香典を辞退しても持ってくる方がいるのと同じですね……。
相手の好意を無にしないよう、素直にお返しを省略する方もいます。
送らなくても失礼にはあたりません。
その場合は、忌明けに挨拶状を送り、あらためて感謝を伝えるといいでしょう。

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント

香典を断れない場合は仕方ありません

受け取ったら、基本的には香典返しが必要です。

相手が香典返しを辞退している場合は、送らなくてもかまいません。

大抵の葬儀社では返礼品の用意がありますので、ご自身での準備が負担なら葬儀社に任せてしまいましょう。当社ではウェブサイトで選ぶことができますし、価格帯と数量をお伝えいただければご提案もいたします。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。