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香典の受け取りを辞退したいけれど、「どのように伝えれば失礼にならないか」「当日持ってこられたらどう断るべきか」と悩んでいませんか。香典の辞退はマナー違反ではありませんが、事前の案内状や当日の受付で明確に意思を伝えることが大切です。角が立たない伝え方や断り方を知ることで、お互いに気持ちよくお別れの時間を過ごせます。
この記事はこんな人におすすめ
香典は相互扶助のために行われるものですから、ありがたいものではあります。しかし、近年は香典を辞退するケースが増えています。
相手の好意を断るのは気がひけるかもしれませんが、香典を辞退しても失礼ではありません。
主な理由は、家族葬が増えてきたからでしょう。
家族に金銭的な負担をかけたくない、香典返しを用意する手間を省きたいという理由が大きいようです。
いただいたら礼儀として香典返しは必要ですが、このお返し文化自体が無駄と感じている方も多いようです。必要な費用に充ててほしいのに、慣例に従って1/3から1/2は返されてしまう……。渡す立場から見ても、少しモヤモヤしますよね。
慣習というのは、変化するものです。
お通夜を省略したり、忌明けを待たず当日香典返しをしたりと、世情に合わせて変わっていくのは自然なことでしょう。
香典を受け取るかどうかで、遺族の準備や対応は以下のように変わります。


| 項目 | 辞退する場合 | 受け取る場合 |
|---|---|---|
| 事前準備 | 案内状などで辞退の旨を伝える | 特になし |
| 当日の対応 | 受付でのお断りや案内が必要 | 香典の受け取りと会計係の配置が必要 |
| 事後の対応 | 原則として香典返しは不要 | 忌明け後に香典返しの手配が必要 |
| 費用の負担 | 葬儀費用は自己負担となる | いただいた香典を費用に充てられる |
香典辞退を伝えておいても、当日持って来てくださる方がいて、断りにくいというのはよくあることです。「そうは言っても気持ちだから」と言われないよう、明確に上手にお断りしましょう。


メールや案内状に記載する場合は、文面の最後にそれを付けます。
親しい間柄で、電話で伝えるなら、「故人の遺志により」に加えて、香典返しを用意するのが大変なので金品のやりとりをやめたいとぶっちゃけてもいいと思います。
「今は心労が激しく何もできそうにないので、香典返しの用意も難しい。気持ちは本当にありがたいのだけれど、お断りすることにしました」とお伝えしましょう。
参列者の中には、事前の案内に気づかず当日香典を持参される方もいらっしゃいます。受付の方が困らないよう、断る旨と断り文句も伝えておきましょう。
内容は案内時と同じです。
「勝手ながら、故人の遺志により香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」
「故人の遺志により、御香典は辞退させていただきます。ご厚情に深く感謝いたします」
「そうは言っても私の気持ちだから」「気にせず受け取ってほしい」「預かってきたものだから持ち帰れない」と言われたら「申し訳ありませんが、わたくしではわかりかねますので」と喪主につないでもらいましょう。
はばたきグループでは、受付に設置する「香典辞退の案内看板」を無料でご用意しております。
また、受付係を親族や友人に依頼する場合、参列者から質問されて困ってしまうことがあります。事前のお打ち合わせで「香典はすべてお断りする」と決めていただければ、当グループのスタッフが受付の横でサポートし、参列者へ角が立たないよう声掛けの補助をいたします。ご不安な点はいつでもスタッフへお申し付けください。
辞退が難しい場合は、頑なに断らず受け取りましょう。
受付で押し問答している暇はないですし、固辞すると失礼になりかねません。あまり他の方に見られないよう、受付から少しずれた位置でやりとりできるといいですね。


受け取った場合は、近しい親族であっても香典返しが必要になります。
香典返しを辞退する上で、もらってほしいと言われることもあります。その意志を示すために、香典を少なめに包むという方もいます。
「お返しは本当に不要です。少額に控えましたので、どうか受け取ってください」と強く言われて受け取った場合は、判断に迷いますね。
辞退されても香典返しは送るという方は多いです。これは、香典を辞退しても持ってくる方がいるのと同じですね……。
相手の好意を無にしないよう、素直にお返しを省略する方もいます。送らなくても失礼にはあたりません。その場合は、忌明けに挨拶状を送り、あらためて感謝を伝えるといいでしょう。
大抵の葬儀社では返礼品の用意がありますので、ご自身での準備が負担なら葬儀社に任せてしまいましょう。当社ではウェブサイトで選ぶことができますし、価格帯と数量をお伝えいただければご提案もいたします。
はい、問題ありません。香典だけでなく供花や供物もお断りする場合は、案内状の例文にもあるように「御香典、御供花、御供え物はご辞退申し上げます」と明記しておきましょう。
慶弔見舞金は福利厚生の一環として支給されるため、受け取ってもお返しは不要です。一方、職場の有志で集めた香典をどうしてもと渡された場合は、ありがたく頂戴し、後日少額の菓子折りなどを職場へお渡しすると丁寧です。
マナー違反にはなりません。ご遺族が辞退の意向を示している場合は、それに従うのが一番の思いやりです。無理に香典を持参せず、心からの哀悼の意を持ってお参りしましょう。
香典を辞退することは、現代の葬儀において決して珍しいことではなく、失礼にもあたりません。「故人の遺志」という言葉を添えて事前にしっかり伝えること、そして当日どうしてもと渡された場合は柔軟に対応することが大切です。
遺族の負担を減らし、故人とのお別れに集中できるよう、角が立たない断り方を取り入れてみてください。


関 友宜
はばたきグループ 事業責任者
葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。
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