遺品整理の費用相場と内訳|安く抑える方法と業者選び

大切な方を亡くされた直後は、何から手をつければよいか分からないというお声をよくいただきます。

遺品整理の費用は間取りや荷物の量で決まり、1Rで約3万〜8万円、2LDKで約12万〜30万円が一般的な相場です。本記事では、費用を安く抑える方法や安心できる事業者の選び方を解説します。

齋藤 愛子 はばたきグループ 葬祭プランナー
著者

真木 平和
はばたきグループ 葬祭プランナー

「はばたきグループ」の遺品整理士として、お葬式のあとに残されたお住まいの片付けをお手伝いしています。
遺品整理士認定協会 認定「遺品整理士」資格を保有しています。
遺品整理は、ただ物を片付ける作業ではなく、故人さまの歩みをご家族がたどり直す時間だと考えています。
「あとから悔いの残らない手放し方をしていただきたい」という想いで、地域の皆様に役立つ情報をお届けしています。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。これまでに2,000件以上のお葬式を担当してきました。
現在は「はばたきグループ」の事業責任者を務めています。

お見送りが終わっても、遺品整理やお住まいの片付け、各種のお手続きなど、ご家族のご負担は続きます。
はばたきグループでは、お葬式で終わりにしない、その後のアフターサポートも大切にしています。
お葬式で培った知識と経験をもとに、遺品整理に役立つ情報をお届けします。

この記事はこんな人におすすめ

  • 遺品整理にかかる費用の相場を知りたい方
  • できるだけ費用を安く抑える方法を知りたい方
  • 信頼できる事業者の選び方に悩んでいる方
目次

遺品整理にかかる費用の
相場と内訳

遺品整理にかかる費用は、お部屋の間取りや荷物の量、作業人数によって決まります。

一般的な費用の目安は、1R・1Kで約3万〜8万円、2LDKで約12万〜30万円、4LDK以上の一軒家では22万〜60万円以上が相場です。

最終的な金額は、作業スタッフの人数や搬出環境によって大きく変動します。

間取り別の費用相場と目安

遺品整理(故人さまの品を仕分け、遺すものと手放すものに分けること)の費用は、広さで大きく変わります。おおよその費用相場を知っておくことで、ご予算の目安を立てやすくなります。

間取り遺品整理の費用相場
1R・1K3万〜8万円
1DK〜1LDK5万〜20万円
2LDK12万〜30万円
3LDK17万〜50万円
4LDK以上22万〜60万円以上

1Rや1Kのお部屋では3万〜8万円、1DK〜1LDKでは5万〜20万円程度が目安です。

2LDKでは12万〜30万円、3LDK以上になると17万〜50万円程度が相場となります。

さらに4LDK以上の一軒家になると、22万〜60万円以上かかることもあります。お品物の量や建物の階数によっても費用は変動します。

著者(真木)

お部屋が広く荷物が多いと、どうしても費用は高くなりがちです。
「お見積りが高すぎて驚いた」というお声を聞くこともありますが、作業人数やトラックの台数が増えるため適正価格であることも多いんです。

基本料金に含まれる費用の内訳

基本料金には、主に仕分けや運び出しにかかる作業スタッフの人件費などが含まれます。

  • 仕分けや運び出しにかかる作業スタッフの人件費
  • トラックなどの車両費
  • 不用品の回収やお手放しにかかる費用

ご家庭から出る不用品を運ぶには、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。

これは市区町村が交付する、ご家庭の不用品を運ぶための許可です。産業廃棄物収集運搬業許可(事業所から出るごみ向けの許可で、ご家庭の遺品整理には使えない)とは異なります。

ご不安な点は、お見積りのときに遠慮なくご確認ください。

費用が高額になる要因と
追加作業

遺品整理の費用は、エレベーターのない階段作業や、トラックが家の前に駐車できない環境の場合、人件費が加算されやすくなります。

また、孤独死などで原状回復に特殊清掃が必要な場合などは、別料金となるのが一般的です。

搬出が難しい環境や特殊清掃などの追加費用

お家の前にトラックを停められない場合や、エレベーターのない高層階などは階段での搬出になり、追加料金がかかります。

また、お亡くなりになって時間が経ったお部屋の原状回復には、特殊清掃(お亡くなりになってから時間が経ったお部屋を原状回復する作業)が必要です。

作業の内容費用の目安
特殊清掃(消臭・消毒など)約15万〜50万円
内装修繕・原状回復約10万〜数十万円
ご供養(お仏壇など)約1万〜数万円

表の通り、原状回復の度合いや消臭、お仏壇などのご供養には追加料金がかかります。作業をスムーズに進めるために、ご家族で以下の準備をしておくと安心です。

  1. 駐車スペースや搬出経路の状況を事前に事業者に伝える
  2. 物置や屋根裏、お庭に不用品が残っていないか確認する
  3. ご供養を希望するお品物をあらかじめ分けておく
著者(真木)

お仏壇や思い入れの強いお品物は、そのまま手放すことに罪悪感を抱く方も少なくありません。
費用はかかりますが、ご供養をしっかり行うことでお心がすっと軽くなるご家族をたくさん見てきました。

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遺品整理の費用は
誰が負担するのか

遺品整理の費用は、原則として遺産を引き継ぐご家族(相続人)が負担します。

故人さまの預貯金から支払うケースが多いですが、特定の誰か一人が無理に全額を負担する必要はなく、話し合って決めることが大切です。

相続人の負担原則と相続放棄の注意点

費用負担についてご親族間でトラブルになってしまうケースは、現場でもよくお見かけします。まずは皆さまでご相談ください。

ただし、相続放棄(借金などの相続を辞退すること)を検討中の場合は注意が必要です。手続き前に故人さまの品をお手放しすると、相続を承認したとみなされる恐れがあります。

お品物に手をつける前に、必ず専門家へご相談ください。

著者(真木)

ご自身で勝手にお手放ししてしまうと、後から取り返しがつかない事態になることもあります。
焦るお気持ちもあるかと思いますが、どうかまずは立ち止まって専門家にご相談くださいね。

費用をできるだけ
安く抑える方法

遺品整理の費用を安く抑えるには、自治体の回収サービス等を利用してご自身で不用品を片付けておくことが効果的です。

また、価値のあるお品物を買い取ってもらうことで、ご家族の負担額を大きく減らすことが可能です。

ご自身での片付けと不用品の買取活用

可燃ごみなどを事前に手放しておくだけで、事業者への依頼費用を抑えられます。また、まだ使える家電や貴金属など、価値のあるものは買取に出すのがおすすめです。

買取には、古物商許可(都道府県公安委員会が交付する、中古品の買取に必要な許可)が必要です。この許可を持つ事業者を選び、適切に査定してもらいましょう。

買取額を作業費用から差し引くことで、ご家族の金銭的な負担を軽減できます。以下の手順で進めていくとスムーズです。

  1. 価値のあるお品物は先に買取の査定に出す
  2. 自治体のごみ回収を利用して、細かな不用品をご自身で手放す
  3. 残ったお品物の整理と搬出を遺品整理の事業者へ依頼する

すべてを買い取ってもらえるわけではなく、お品物が残る場合もあります。あらかじめ全体の回収も行える事業者か確認しておくと安心です。

著者(真木)

私がお手伝いした現場でも、買取を活用したことで作業費用がぐっと下がり、喜んでいただけたことがあります。
ご家族だけで全てを片付けるのは体力的にとても大変なので、プロの手を上手に借りてくださいね。

悪質な事業者を避ける
安心の選び方

不当な追加料金を請求する悪質な事業者を避けるため、必ず相見積もりを取りましょう。

また、ご家庭の不用品回収に必要な「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか確認することが重要です。

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相見積もりと許可証の確認ポイント

遺品整理を依頼する際は、必ず複数社から相見積もりをとるようにしてください。事業者が実際にお部屋を見てお見積りを出す、現地見積りが大切です。現地見積りを断る事業者は避けるのが賢明です。

また、無許可の事業者による「無料回収」の言葉に惑わされないよう注意しましょう。不法投棄や高額請求につながるおそれがあり、環境省なども注意喚起を行っています。

出典: 環境省 いらない家電等はどうやって捨てたらよいの?

信頼できる優良な事業者を選ぶために、以下の3項目を必ず確認してください。

  • 一般廃棄物収集運搬業許可や古物商許可を正しく取得しているか
  • 現地見積もりを行い、追加料金の発生しない書面の見積書をくれるか
  • 遺品整理士(遺品整理士認定協会が認定する民間の資格)が在籍しているか

気になる事業者があれば、些細なことでも、まずはお見積りだけでもお取りください。大切な思い出のある品々を安心して整理できるよう、慎重に事業者を選びましょう。

著者(真木)

現場でお客さまから「親身になってくれて安心した」と言っていただけるのが何よりの喜びです。
故人さまとご家族のお気持ちを第一に考えてくれる、心温かい事業者と出会えることを願っております。

遺品整理に関する
よくある質問

遺品整理はいつから始めるのが一般的ですか?

四十九日の法要を終えたタイミングや、諸手続きが落ち着いてから始められる方が多くいらっしゃいます。ただし、賃貸物件にお住まいだった場合は、退去期限に合わせて早めに進める必要があります。ご家族の心の整理がつく時期は人それぞれですので、ご無理のない範囲で、ご親族と話し合いながらスケジュールを決めることをおすすめします。

探し物が見つかっていない状態でも依頼できますか?

はい、ご依頼いただけます。通帳や印鑑、大切な写真などの貴重品や探し物がある場合は、お見積りや作業前の打ち合わせ時に必ずスタッフへお伝えください。遺品整理のプロが仕分け作業を進める中で、隅々まで丁寧にお部屋を確認し、該当のお品物を探し出します。万が一、作業中に想定外の貴重品が見つかった場合も、しっかりとご家族にお渡しいたします。

見積もりの際に部屋を片付けておく必要はありますか?

お見積り前の片付けは必要ありません。そのままの状態で見せていただくことで、スタッフがお品物の量や搬出経路などを正確に把握し、より正しいお見積り金額を算出することができます。ご自身で無理に動かそうとするとお怪我の原因にもなりますので、どうぞそのままにしておいてください。ご不要なものの分別などもスタッフが丁寧に行います。

まとめると...

遺品整理の費用と選び方で
後悔しないために

遺品整理の費用は、お部屋の間取りや荷物の量によって異なります。追加料金が発生することもあるため、事前の確認が重要です。

費用を抑えるためには、ご自身でできる範囲の片付けを進めることが効果的です。価値のあるお品物を買取に出すことで、負担を軽減できます。

悪質な事業者を避けるには、必ず複数社から相見積もりを取り、許可証を確認しましょう。

私たち「はばたきグループ」では、後悔のない遺品整理のために、厳選した事業者のみをご紹介しています。
ご家族のお気持ちによりそう、信頼できる事業者を選んでくださいね。

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