ご遺体を自宅安置する場合、どんな部屋にすると良いか

大切なご家族がお亡くなりになり、ご自宅でのご遺体安置をご検討されている方へ。

悲しいことに、お体の変化はお亡くなりになってすぐ始まるため、ご自宅で安置(お亡くなりになった方を、火葬の日まで安静にさせること)する場合にはいくつかの注意点があります。
ご自宅へ連れて帰りたいけれど、何を準備すれば良いかわからないとご不安に思われる方が多くいらっしゃいます。
大切な故人さま(お亡くなりになった方)とゆっくり最後の時間を過ごすためにも、ご自宅での安置に適したお部屋を用意しましょう。

この記事では、ご遺体安置に必要なスペースの条件や、気をつけるべきマナーについて解説します。

この記事はこんな人におすすめ

  • ご自宅での安置をご検討されている方
  • ご自宅にご安置するための条件や方法が知りたい方
  • 最後の時間を故人さまとゆっくり過ごしたい方
目次

自宅での遺体安置とは?メリットと注意点

最近はご自宅でのご葬儀自体が少なくなりましたが、ご自宅でご葬儀を行う場合は自宅安置を選ぶ方が多いです。
また、ご自宅以外の場所で亡くなられた場合も、「一度お家に帰宅させてあげたい」とご自宅への安置を希望される方がいらっしゃいます。

そもそも、ご自宅にお迎えするために何を考えれば良いかわからない方が大半です。
ご自宅でのご安置は、故人さまとの最後の時間をゆっくりと過ごせるメリットがあります。
しかし、専門のスタッフが常駐するわけではないため、ご家族(ご遺族)による温度管理などの注意も必要です。

まずは、ご自宅と斎場(葬儀場)などの安置施設との違いを比較してみましょう。

ご安置の場所メリット懸念されること
ご自宅最後の時間をゆっくりと過ごせる
ご面会の時間に制限がない
お部屋の片付けや温度管理が必要
搬入経路の広さを確認する必要がある
安置施設管理を任せられるため負担が少ない
保冷などの十分な設備が整っている
ご面会の時間に制限がある場合がある
夜間の付き添いが難しいことがある

自宅安置に適した部屋の条件とスペース

ご自宅にご安置に適したお部屋があるかどうかで、ご自宅へお連れできるかどうかが決まります。
ここでは、チェックすべきポイントをご紹介します。

玄関からお部屋までの動線を考える

マンションなどの集合住宅の場合は、エレベーターにトランクがあるかどうかがポイントです。トランクとは、エレベーターのカゴの奥の壁にある運搬スペースのことです。普段は扉に鍵が掛かっており、開くと奥にスペースが現れます。

また、故人さまをストレッチャーに乗せて移動することを前提に、玄関からお部屋までの動線を確認してください。
以下の項目に無理がないかを確認します。ご心配なことがあれば、まずはご相談ください。

  • 搬入経路のチェック項目
    • 玄関の間口は十分な広さがあるか
    • 階段の角度が急すぎないか
    • 廊下の幅に十分な余裕があるか

ご安置できるお部屋のスペース

棺(ひつぎ)は意外と大きいです。枕の上に多少は空きが必要ですし、つま先が伸びた状態を考慮すると、身長より15㎝程度大きくないと窮屈な印象になります。

故人さまのご安置には、2畳ほどのスペースが必要と考えればいいでしょう。
弔問(亡くなった方のご遺族を訪ねてお悔やみを伝えたり、葬儀に参列してお悔やみを述べること)にいらっしゃるお客さまがいる予定なら、お部屋の広さは6畳はあると良いですね。

空調設備は必須です

最も気を付けたいのが、空調です。
特に夏季にはお体の状態を保つために空調設備が必須となります。
いくらドライアイス(お身体の保冷のためのドライアイス)で身体を冷やしていても、室内が暑ければ意味がありません。

エアコンを使用し、室温が18度以下になるように調整してください。

また、ご遺体は乾燥しやすく、保湿が必須となります。
だからと言って、部屋を加湿器で潤す必要はありません。エアコンでお部屋が乾燥気味でも、加湿は行わないでください。
ご遺体の変化が進んでしまうかもしれません。

自宅にご遺体安置をする際のマナーと準備

仏間がない場合は、和室を選ぶ方が多いです。映画やドラマでは畳とお布団のイメージですが、それにこだわらなくても大丈夫です。
和室である必要はありませんし、ベッドでもかまいません。故人さまが生前過ごされていたお部屋もいいですね。

空調の効きがよいよう、しっかり閉められるお部屋がおすすめです。
扉で仕切ることができない広いリビング、吹き抜けのある空間などはおすすめしません。

お布団の準備と実務的なマナー

お布団をご用意いただく際、仏教では「北枕」または「西枕」にするのが一般的なマナーです。

これは、お釈迦さまがお亡くなりになった際のお姿になぞらえたものです。お部屋の構造上難しい場合は、無理のない自然な向きで問題ありません。

ご準備いただくものは、以下を参考にしてください。

  • ご自宅での安置にご準備いただくもの
    • お布団またはベッド(使い慣れたものでかまいません)
    • 清潔なシーツや枕カバー
    • エアコンのある個室

葬儀社ならではの実務的な手順としては、以下の流れでご準備を進めます。

手順内容
1. お布団の準備生前愛用していたお布団やベッドに、清潔なシーツを敷きます。
2. ご安置の向き可能であれば北枕、または西枕になるようにお布団を配置します。
3. ドライアイスの処置葬儀社のスタッフがお体の保冷処置を行います。
4. 枕飾り(まくらかざり)の設置お線香などをあげるための小さな祭壇(枕飾り)をスタッフが設置します。

神棚は閉じておきましょう

ご自宅に神棚がある場合は、扉を閉めてテープで半紙を貼ります。
神道では死を日常とは異なる状態としているため、扉を閉めることで神聖な場所を区切ります。これがいわゆる「神棚封じ」です。

神棚封じはご自宅での安置期間だけでなく、四十九日の忌明けまで行います。
その間はお供えなども行わずに、扉は閉じたままにしておいてくださいね。

自宅安置に関するよくある質問

ご自宅でのご安置について、よくお寄せいただくご質問にお答えします。

ご自宅でのご遺体安置に関するよくある質問

安置用のお布団は新しく買った方が良いですか?

必ずしも新しく買う必要はありません。生前お使いになっていた愛着のあるお布団やベッドで、ゆっくりとお休みいただくのが一番です。シーツやカバーのみ、清潔なものに替えていただければ十分です。

マンションの規約などで自宅に安置できない場合はどうなりますか?

ご自宅へのご安置が難しい場合は、斎場や専用の安置施設でお預かりいたします。ご家族のご事情やご意向をお聞きの上、最適なご安置場所をご提案しますので、安心してお尋ねください。

夜間の付き添いやドライアイスの交換は家族がするのですか?

ドライアイスの追加や交換、お体の状態の確認は、私たち葬儀社のスタッフが定期的に伺って行います。ご家族さまには、エアコンの温度調整のご協力をお願いしております。

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自宅での遺体安置をご検討ならはばたきグループへ(まとめ)

この記事を監修した葬儀のプロよりコメント:

「最後の時間をゆっくりと過ごしてください
ご自宅安置に適した部屋づくりはいくつかの注意が必要ですが、故人さまと最後の日までゆっくりと過ごせることは、何物にも代えがたい時間だと思います。
もしもご自宅での安置ができない場合、安置所でもご面会はできるのでご安心くださいね。
はばたきグループでは、安置料やドライアイス代を最短火葬日もしくは最大7日間まで無料でご提供させていただいております。」

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