訃報の連絡を受けたら?訃報の伝え方やそのまま使える返信文

訃報の連絡を受けたら、驚きと悲しみの中でどう返信・対応すべきか迷う方も多いでしょう。

この記事では、訃報を受けた際のマナーや、そのまま使えるお悔やみの返信例文をご紹介します。

ご自身が訃報を伝える側になった場合の例文も網羅していますので、いざという時の備えとしてお役立てください。

この記事はこんな人におすすめ

  • 突然の訃報を受け取り、返信や対応の仕方で悩んでいる方
  • 失礼のないお悔やみの言葉やマナーを知りたい方
  • ご自身が訃報を伝える立場になり、正しい例文を探している方
目次

訃報とは?連絡を受けたら知っておくべきマナー

【訃報】(ふほう)とは、誰かが逝去されたことを電話やメールなどの手段を用いてお知らせすることを指します。

また、逝去の早急な伝達を目的とし、必要な最低限の情報を伝えることが一般的です。葬儀の日程がすでに決まっている場合には、日時や場所などの詳細も併せて伝えることもあります。

訃報を伝える際には、「訃報を流す」という表現が使われます。そして、受け取る側は「訃報が届いた」と表現したり、「訃報に接した」と言及することが一般的です。

訃報の連絡を受けた場合、まずは心からのお悔やみを簡潔に伝えることが大切です。その際、「重ね言葉」といった不吉な表現を避けるのが基本的なマナーとなります。
受け取った際の行動を以下のように整理しておくと安心です。

  1. お悔やみの言葉を述べる(メールの場合は簡潔に返信する)
  2. 葬儀(通夜・告別式)の日時や場所、喪主の名前を控える
  3. 宗教・宗派をさりげなく確認する
  4. 参列の有無を判断し、必要があれば弔電やお香典の手配をする

葬儀の現場でお手伝いをしていると、近年は近親者のみで見送る家族葬を選ぶご遺族様が非常に増えています。
訃報の案内に「ご参列やご厚志(お香典など)は辞退申し上げます」と記載がある場合は、ご意向を尊重して見送るのが一番の思いやりです。ご遺族は心身ともに疲労されているため、無理に詳細を尋ねるような長電話は避けましょう。

また、宗派を事前に確認しておくと、お香典の表書き(御霊前や御玉串料など)を正しく準備でき、当日の段取りがスムーズになります。

訃報の連絡を受けたらの返信・返答の例文

遺族側から訃報を知らせる方法についてお話ししましたが、逆に訃報を受け取る側がどのように行動すればよいのかについてお伝えいたします。訃報を伝える側にはルールやマナーが存在するように、受け取る側にも適切な対応と礼儀が求められます。以下では、訃報を受け取った際の対応や返信内容についてご説明いたします。

訃報がメールで届いた場合は、返信もメールで行っても構いません。また、SNSやメッセージ機能を使って連絡が届いた場合も、同じくSNSを利用して返信することが適切です。手紙やはがきで受け取った場合も同様に手紙やはがきで返信するのが一般的なマナーです。訃報を送った方の連絡手段と同じ方法で返信することが望ましいです。

電話で訃報を受けたら

まず知らせてくれたことへの感謝を述べましょう

  • 大変な時にお電話頂き、有難うございます。心からお悔やみ申し上げます。
  • このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。
  • ご遺族様におかれましてはさぞかしお力落としのことと思います。故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
  • このような突然の出来事には、言葉も見つかりません。心からお悔やみ申し上げます。

とお悔やみの言葉を伝えましょう。
そして、葬儀に参列するなら日時や場所、喪主の名前や連絡先などをメモなどに控えておきましょう。

メールでの返信

1.件名:お悔やみ申し上げます

この度は、〇〇様(故人の名前)のご逝去に際し、心からお悔やみ申し上げます。突然の訃報に、大変驚いております。おそらく、何かと大変な毎日かと存じますが、どうぞご無理をなさらず、ご自愛ください。私にできることがございましたら、いつでもご連絡ください。改めて、安らかなご永眠をお祈り申し上げます。

2.件名:お悔やみ申し上げます

この度は、お身内にご不幸があったと伺い、心よりお悔やみ申し上げます。大変な時かと存じますが、どうかご無理をされませんように、ご自愛くださいませ。仕事のことは心配なさらないでください。本来であればお目にかかり、お悔やみを申し上げたいところですが、略儀ながらメールにて失礼いたします。改めまして、心よりお悔やみ申し上げます。

ご自身が訃報を伝える場合の例文

もしご自身がご遺族として訃報を伝える立場になった場合は、相手との関係性に応じて内容を調整します。

伝える相手主な連絡手段伝える内容のポイント
親族・近親者電話早急に事実を伝えます。葬儀の詳細が決まっていなくてもまずは一報を入れます。
故人の友人・知人電話・メール生前のお礼と、参列をお願いする場合は葬儀の日時・場所を明確に伝えます。
会社関係電話・メール忌引休暇の申請も兼ねて直属の上司へ伝達し、参列・香典辞退の有無も明記します。

以下は状況別の例文です。

電話で親族に訃報を伝える

1.私は〇〇の長男である○○と申します。以前から入院していた父の○○が〇月〇日の早朝に息を引き取りました。
現在、遺体は○○にて安置されております。
通夜は〇〇斎場にて明日の〇月〇日〇時から行われます。また、告別式は○月〇日〇時に予定されており、〇〇式(宗教形式)で執り行われます。
なにかご不明な点やご質問等ございましたら、私の携帯電話番号090-××××-××××までお気軽にご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

2.○○○○(故人の名前)の長男の○○(ご自身の名前)です。
本日早朝、父が○○(死亡原因)のため亡くなりました。
遺体は一旦、自宅に連れて帰ります。(○○に安置しております)
お通夜とお葬式の日程や場所は、決まり次第ご連絡いたします。
何かありましたら、私にご連絡ください。
携帯番号は090-××××-××××です。

3. ○○○○(故人の名前)の長男である○○と申します。
このたび、お通夜とお葬式の日程および場所が確定いたしましたので、ご連絡いたします。
お通夜は○月○日の夕方○時から○○○○(葬儀場の名前)で執り行われます。
また、翌日の○日には午前○時から同じ場所にてお葬式が行われます。
心よりご参列いただきたく存じますが、ご都合いかがでしょうか。

電話で故人の友人に訃報を伝える

1.突然のお電話で申し訳ありません。〇〇の息子であり長男の○○と申します。以前より入院中であった父の○○が、〇月〇日の未明に死去しましたことをこの度ご連絡申し上げます。父が生前大変お世話になりましたことを、心から感謝いたしております。

〈お葬式に参列をお願いする人には〉
通夜は明日の〇月〇日〇時から、〇〇斎場にて執り行われます。また、告別式は○月〇日〇時から行われます。喪主は私、○○が務めさせていただきます。なお、〇〇式(宗教形式)で執り行われる予定です。面会やその他のご連絡がございましたら、私の携帯電話までお願い申し上げます。電話番号は090-××××-××××です。どうぞお気軽にご連絡ください。

2.突然、お電話して申し訳ありません。
○○○○(故人の名前)の長男○○(ご自身の名前)です。
以前から入院していた父が、○月○日の早朝に永眠いたしました。
生前は大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

〈お葬式に参列をお願いする人には〉
お通夜は○月○日の夕方○時から○○○○(葬儀場の名前)で、
お葬式は次の日○日の午前○時から同じ場所で執り行います。
喪主はわたしが努め、形式は○○○○(宗教やお葬式の形式)です。
ご連絡いただく場合は、私の携帯電話までお願いいたします。
番号は090-××××-××××です。

電話で会社に訃報を伝える場合

1.お世話になっております。営業部○○の息子の○○です。以前より入院していた父が、〇月〇日〇早朝に亡くなりました。通夜は〇〇斎場で、明日〇月〇日〇時から行います。告別式は○月〇日〇時です。お手数をおかけいたしますが、関係者のみなさまにお伝えいただければと思います。
喪主は私〇〇が務めさせていただきます。何かございました際には、私の携帯にご連絡ください。電話番号は090-××××-××××です。

2. ○○課○○の妻です。いつも夫がお世話になっております。昨日、夫が亡くなりました。皆様には大変お世話になりましてありがとうございました。また、今後ご迷惑をおかけすることになりまして申し訳ございません。葬儀につきましては、故人の意向で家族葬にて執り行いますので、失礼ながらご厚志は辞退させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

メールで訃報を伝える

1.件名:【訃報】○○死去のお知らせ
父〇〇がかねてより病気療養中のところ、令和○年○月○日、〇歳にて永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んで通知申し上げます。
尚、この度の葬儀につきましては、故人および家族の意向により、家族のみで執り行うこととなりました。ご参列いただくこと、お供え物やお花、ご香典をいただくことにつきまして、大変恐縮ではございますが、辞退させていただきます。何卒ご理解くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2. 件名:【訃報】○○○○のご逝去のお知らせ
いつもお世話になっております。
故人の○○○○(故人の名前)の長男、○○(ご自身の名前)でございます。
突然のご連絡となり、大変恐れ入ります。
本日、〇月○日未明に父である○○が、○○(死亡原因)により、享年〇〇歳でご逝去されましたことを、この場を借りてお知らせ申し上げます。
故人が生前にいただいたご厚意に深く感謝し、心からお礼申し上げます。
通夜および葬儀・告別式は、下記の通り仏式にて執り行われます。
ご多忙とは存じますが、父を見送っていただければ幸いです。
通夜:〇月〇日午後○時より
葬儀・告別式:〇月〇日午前より
会場:○○○○(葬儀場の名前、場所や連絡先を記載)
形式:仏式
本来であれば直接お電話にてご連絡させていただくべきところ、このような形でメールにてお知らせになりましたことをご容赦ください。
喪主 ○○○○
携帯電話番号:090-××××-××××

訃報に関するよくある質問

訃報の連絡を受けたら、すぐに弔問に伺った方がよいのでしょうか。

故人様と非常に親しい間柄であればすぐに駆けつけることもありますが、一般的には通夜や告別式の日程を待って参列します。ご遺族は葬儀の手配等で慌ただしくされているため、突然の訪問は控えるのが無難です。

メールで訃報を受けた場合、返信のマナーとして気を付けることは何ですか。

訃報がメールで来た場合は、メールで返信して問題ありません。その際、件名は「お悔やみ申し上げます」など一目で用件がわかるようにし、不幸の連続を連想させる忌み言葉を使わないよう注意しましょう。また、返信不要の気遣いを添えるのも丁寧な対応です。

家族葬と連絡がありましたが、お香典だけでも渡すべきでしょうか。

訃報に「ご厚志(お香典や供花など)は辞退いたします」との記載がある場合は、無理にお渡ししないのが正しいマナーです。記載がない場合でも、無理に郵送などはせず、葬儀当日の受付の案内に従うようにしてください。

まとめ:訃報の連絡を受けたら例文を参考に心を込めて

この記事を監修した葬儀のプロからのコメントとして、訃報の返答や返信で一番大切なのは、思いやりの気持ちを持つことです。

電話で訃報の連絡を受けると、悲しみや戸惑いなどの感情が交錯し、お悔やみの言葉をうまく述べることが難しい場合もあると思います。ただ、お悔やみの言葉を完璧に伝えられなくても、故人様の突然のご不幸に対する悲しみや驚きが伝わるだけでも、ご遺族の方々は心の支えになるでしょう。

訃報の連絡を受けたら、大切なのは相手に寄り添い、思いやりの気持ちを持って接することです。本記事の例文を活用して、慌てずに心のこもった対応を心がけてみてください。

関 友宜 はばたきグループ 事業責任者
監修者

関 友宜
はばたきグループ 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
現在は神奈川県の葬儀社「はばたきグループ」の事業責任者として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。培った専門知識や経験をもとに、神奈川県の葬儀に役立つ情報をご提供します。